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イベント名 | 講師 | 開催日 |
第2回子ども司書推進全国研究大会 第4回うちどくサミット in 三郷 new! |
平成24年11月30日/ 12月1日 |
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平成24年度 子ども図書館員講座 | 伊万里市民図書館職員 | 平成24年7月31日・8月1日/ 8月7日・8日/22日 |
りんごの町・板柳で家読(うちどく)サミット | 平成23年11月4日・5日 | |
平成23年度 子ども図書館員講座 | 伊万里市民図書館職員 | 平成23年8月2日・3日/ 8日・9日 |
第1回家読(うちどく)サミットin伊万里 |
スケジュール | Aコース | Bコース | ||||
7/31(火) | 8/1(水) | 8/22(水) | 8/7(火) | 8/8(水) | 8/22(水) | |
10:00~12:00 | 講座① | 講座③ | 講座⑤ | 講座① | 講座③ | 講座⑤ |
13:00~16:00 | 講座② | 講座④-1 講座④-2 |
講座② | 講座④-1 講座④-2 |
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修了証 | 修了証 |
子ども図書館員講座の初日、元気に図書館にやってきた子どもたち。
みんな好奇心旺盛な瞳をきょろきょろさせて、少し落ち着かない様子です。
準備された部屋に入ったら、まずは受講生の証であるネームプレートを受け取り、マジックで大きく自分の名前を書きます。
それを首から下げて、いよいよ子ども図書館員講座の始まりです!
講座①では、図書館や本の歴史について、伊万里市民図書館長より講義を受けました。
学校の図書室や伊万里市民図書館に、それぞれ何冊の本が置いてあるか、また、本の分類法や図書館におけるルールについてなど、子どもたちはみんな興味津々で聞いていました。
アメリカにある世界一大きな図書館(アメリカ議会図書館)の蔵書数を知ったときには、そのあまりの数の多さに、さすがに想像もできないといった様子でした。
後半の本の歴史についての話は、専門的で少々難しかったようですが、子どもたちは館長の講義を最後まできちんと聞くことができました。
講義の後は、図書館内の見学です。
図書館職員に案内され、ホールや開架室はもちろん、普段は職員以外入ることのできない、図書館の裏側までも覗いてみました。
「3階にもこんなに本がたくさん!」
「4階があるなんて知らなかった!」
行き慣れていると思っていた場所でも、案外知らないところってたくさんあるものですね。
また、のぼりがまのおへやでは、天井に突如現れた天の川と星座に大興奮。
初めて見たという子も、久々に見たという子も、みんな目を輝かせて、しばし“夜空”を眺めていました。
みんな、いくつの星座が言えたかな?
午後は、子どもデスクでの貸出・返却業務や、書架整理、レファレンス(調べもの)などの仕事を手伝ってもらいました。
子どもたちは、3グループに分かれてローテーションを組み、それぞれが全ての仕事を体験しました。
一番人気だったのは、やはりデスクでの貸出・返却業務です。
パソコンやバーコードリーダーを扱う点が、子どもたちの心を捉えたようでした。
しかし、利用者が一気に集中すると、さすがの子どもたちも焦り気味。
そんなときは、子どもデスク担当の職員が横からそっとフォローし、滞りなく業務をこなすことができました。
講座二日目は、本のポップを作ることから始まりました。
子どもたちが自分で気に入った絵本を選び、おすすめのコメントやイラストが入ったポップを作るのです。
もちろん、ポップを作るとなれば、まずはその絵本をじっくり読んで、内容をよくよく理解することが大事です。
子どもたちは絵本選びから真剣になって、一生懸命、個性溢れるポップを作ってくれました。
一部、作品をご紹介します。
講座④では、2つのグループに分かれ、それぞれで「布の作品作り」と「おはなし会」に挑戦してもらいました。
「布の作品作り」のグループは、手縫いでポケットティッシュケース作りに挑戦。
布選びから始まり、型紙を使っての印付け、裁断と、慣れない作業に戸惑う子どもたちでしたが、「てんとう虫の家」の細やかな指導により、徐々に形になっていきました。
最後はケースの縁にレースまでつけて、針と糸を持つのも初めてだった子どもたちが、こんなに立派な作品を作り上げました。
「おはなし会」に挑戦するグループは、「おはなしキャラバン」の指導の下、ひたすらおはなし(読み語り)の練習です。
声の大きさ、テンポ、気持ちの込め方、絵本を持つ角度などに気をつけて、どれだけ聞き手を引き込めるか、子どもたちも真剣です。
そしていよいよ本番、のぼりがまのおへやで練習の成果を披露しました。
結果は・・・みんな合格! !
練習の段階ではちょっと恥ずかしがる女の子もいたのですが、本番では臆することなく、大きな声で堂々とおはなしをすることができ、その姿には感動すら覚えました。
二日間の講座を終えた子どもたちは、最後に、館長より修了証を受け取りました。
記念に撮った集合写真では、どの子もみんな誇らしげな顔。
もう一歩レベルアップするために、講座⑤もぜひ受講してくださいね!
前回までの講座から少し間を空け、講座⑤では、Aコース・Bコース共に歴史民族資料館副館長よりカブトガニについて学びました。
カブトガニが「生きている化石」と呼ばれていることや、その生態、絶滅の危機に瀕していることなどを詳しく教えていただき、1時間の講義があっという間に過ぎていきました。
講義後、子どもたちはカブトガニに関する検定試験を受けたのですが、みんながしっかりお話を聞いていたという証拠でしょうか、高得点者続出でした。
講義のまとめとして最後に副館長が仰った、「環境を良くし、共に生きる」「他の生物を守ることができるのは、人間だけ」という言葉は、きっと子どもたちの心に深くいつまでも刻まれることでしょう。
こうして、平成24年度の子ども図書館員講座は無事に終了いたしました。
また来年も、たくさんの子どもたちの参加をお待ちしております!