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イベント名 | 講師 | 開催日 |
第2回子ども司書推進全国研究大会 第4回うちどくサミット in 三郷 new! |
平成24年11月30日/ 12月1日 |
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平成24年度 子ども図書館員講座 | 伊万里市民図書館職員 | 平成24年7月31日・8月1日/ 8月7日・8日/22日 |
りんごの町・板柳で家読(うちどく)サミット | 平成23年11月4日・5日 | |
平成23年度 子ども図書館員講座 | 伊万里市民図書館職員 | 平成23年8月2日・3日/ 8日・9日 |
第1回家読(うちどく)サミットin伊万里 |
津軽富士のふもとに真っ赤なりんごが枝もたわわに実った青森県板柳町で、11月5日、「第3回家読サミット」が開催されました。板柳は、りんごの町で、会場は多目的ホール「あぷる」です。近くの金木町には、作家、太宰治の生家「斜陽館」があり、観光で賑わっています。
今回は、前日の4日に「第1回子ども司書推進全国大会」も同時開催され、伊万里から塚部市長、館長、児童担当司書等とモデル地区である黒川町民や事務局9人が参加。伊万里の子ども図書館員の取組みについて、児童担当が、スライドを使い発表し、矢祭町や野辺地町からも報告等がありました。カナダから参加のアンドリュー・デュア教授が、この取組みについて絶賛していました。家読サミットは、女性コーラスによる「心つないで」の合唱で開幕しました。
柳田邦男さんの基調講演では、①抱きしめることは、心の発達の第1歩、②感動の原体験では、お父さんの出番、③自分を見つめることは、もう一人の自分の芽生え、④困難を乗り越える力、勇気、⑤知的好奇心と知識の芽生え、⑥悲しみは心の成長への大切な種、⑦絵本は心育てのバイブル、などをテーマにした絵本を紹介しながら、読み聞かせによるスキンシップと人の成長に欠かすことのできない読書の大切さについてのお話しがありました。
シンポジュームでは、参加首長により「家読」への思いや将来構想が語り合われ、塚部市長は、「家読」は家庭教育の分野なので、その効果や成果が、目に見えず分かりづらいが、モデル地区からだんだん他の地域へ浸透していっており、地域や学校と連携し、家庭の絆を深めて、子どもたちの成長を支えて行きたい、と話しました。その後、恒例の共同宣言で幕を閉じました。作家の司馬遼太郎さんの言葉に「文化とは、それにくるまっていると安らぐもの、楽しいもの」とありますが、家庭とは、まさにそれにくるまるとこころ安らぐ場所であり、家読とは、真綿のような心地よい家庭で、心と心をつなぐためのものです。「住みたいまち・伊万里」ならではの活動だといえるでしょう。