菅野彰/著 イースト・プレス
会津藩砲術指南役の娘として生まれ、男勝りな八重は、慶應4年、新政府軍が会津に攻め入って来ることを知り、戊辰戦争で命を落とした弟の衣装を身にまとい、断髪して男装し七装式のスペンサー銃を担いで、鶴ヶ城に立て籠もった。しかし、一か月にも及ぶ奮戦むなしく、落城してしまう。
その後、兄を頼って行った京都で、キリスト教に感銘を受け、新島襄と出会い、恋に落ちる。
多くの反対を押しのけて、「等しいと思える、自由な道を歩くための、全ての人に、等しき学舎を」と同志社の創立に奔走した新島襄と八重。
激しく時代が動く時に、常に前に向かって「生きること」「愛すること」を選んだ「幕末のジャンヌダルク」こと新島八重の物語。
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マリアトゥ・カマラ/スーザン・マクリーランド/共著 汐文社
1986年、西アフリカの貧しいシエラレオネ村に生まれ、12才の時、内戦の反乱軍によって太刀で両手首を切断された少女は、さらに、難民キャンプで襲われ男の子を出産する。
20世紀における最も残酷な戦争の一つと言われるシエラレオネ内戦の犠牲となった少女マリアトゥの写真が、英米の新聞で報道され、援助を受けて救い出されるまでの痛ましい経験を、彼女自身が回想録として発表した作品です。
現在トロントの大学で学んでいる彼女は、ユニセフの「武力紛争下にある子どもたちのための特別代表」に任命され、広報活動を続けています。
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山口花/著 東邦出版
ほんの十数年前までは、犬といえば「番犬」だった。しかし、現在では大型犬でさえ、室内で飼われることが多くなり、大切な家族の一員として迎え入れられている。
一人暮らしの老人と犬。
認知症の家族を支える犬。
わが子と兄弟のように育つ片足のない犬。
母親を亡くした後の父娘家庭で、15年間過ごした犬・・・など。
本書の第1章では飼い主から愛犬へ、第2章では愛犬から飼い主への14のエピソードが紹介され、著者の山口さんが取材によって、ていねいに拾い集めた“飼い主と愛犬のキズナ”が描かれています。
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「野生のゴリラと再会するー26年前のわたしを覚えていたタイタスの物語」
山極寿一/著 くもん出版
ゴリラ研究で有名な京大教授の山極寿一氏。
「両手で胸を叩くドラミングはゴリラの会話。顔をのぞき込むことでお互いの気持ちを読む。力が強いというだけでは、群れのリーダーにはなれない。」などゴリラの習性を調べるために、山極氏がアフリカ中央部のゴリラの国ルワンダに留学したのは、26年前の大学院生の時だった。その2年間に密に触れ合ったマウンテンゴリラの“タイタス”。内戦のために別れたのが8才、人間でいえば小学校高学年ぐらいだった“タイタス”に会いたい。ゴリラ博士と34才となった老年の野生ゴリラの感動の再開。人間と野生動物とのつながりを教えてくれる一冊。
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藤沢優月/著 金の星社
船は社会の縮図であり、人生にも似ています。限られた空間で、個性も立場も国籍も違う人々が、協力し役割を果たしている社会。長さ336メートル・高さ61メートル、日本・アジア・ヨーロッパを77日間かけて巡っている巨大コンテナ船の「オルフェウス」。日本人船長の下、ベトナム人・フィリッピン人の22人が乗組員です。
この船に乗船し、著者が共に航海した日常を通して、働くということ、人とともに生きるということ、真剣な仕事は、たくさんの大切なものを人生の時間の中に連れてきてくれること、そして世界は広いことを伝えています。
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内田麟太郎/作 岩崎書店
うさぎ はねる
うさぎは ねる
どちらも いいね
これら40篇からなる内田麟太郎さんの詩集の中には、言葉あそびや自然の中に観るほんのちょっとした花や虫の声、それに、母親を求め、恋しがる小さな子供のころの自分を書いたものなど、楽しいものや心の奥からの叫び等々が集められています。
著者の手による挿絵も、シンプルで楽しい出来栄えになっています。
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鈴木直進/著 岩波ジュニア新書
夕張メロンで知られる北海道の夕張市。財政破たんした夕張市を元気にしようと、2011年4月24日に全国最小年30歳の市長が誕生した。
東京都庁の職員時代に2年間夕張市に出向したことから、全国一高い高齢者率、全国最低の行政サービス、厳しい財政事情の夕張市長候補に、担ぎ出されたのです。
当時の東京都知事石原氏からも「勘違い野郎」と逆説的な応援をもらい、今もがんばっています。
「守っているだけでは、死んでしまう。」と若きチャレンジャーの挑戦の記録です。
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松島俊也/著 朝日学生新聞社
大切なものがぬすまれないように、かくし場所を変える小鳥のカケス。
仲の良いコウモリや、母から子へとエサの血を分け合う吸血コウモリ。こうした行動を起こす動物たちの心のスイッチは、どんな仕組みなのでしょう。動物の行動を見つめることは、やはり動物の一種である人間の行動を、深く見つめることにつながります。
鳥やサル・昆虫やライオンなどのさまざまな動物たちの行動から、想像する力、共有する力を身につけ、人間関係が複雑な現代の世界を生きるには、複雑な言葉で、相手を理解し続ける苦労を担うことだと、著者は述べています。
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篠原勝之/著 講談社
大地震の津波によって両親を一度に亡くし、愛犬のパンと二人きりになってしまった13才の拓海。
突然、大声で叫んだり、自分の体を傷つけたり、魔物に操られたかのようにモヤモヤが体中を暴れまわり、他人に迷惑をかけてしまう生活を送っていた。
そんな時、遠い親戚にあたるひいおばあさんに引き取られ暮らすことになる。山奥で暮らし、ヤマンバのように飛び回る「ヒサばあ」の突き放した深い愛情や、自然の神々に抱かれて、拓海はたくましく成長していく。
今、忘れてしまいがちな、自然と共存する作法(人の営み)を教えてくれる物語です。
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田島伸二/作 星の環会
大亀のガウディは、大都会の水族館で何不自由なく暮らしていたが、30年前まで住んでいた海に帰りたくなり、他の魚たちの協力を得て、なんとか南の海にたどり着く。
しかし、そこは人間の行う核実験によって死にかけた海になっていた。
20年前に刊行され、世界中で大きな話題となった「大亀ガウディの海」の内容を、よりわかりやすく書き直したものです。
「地上で始末におえなくなったゴミを海に捨て続ける人間。見えない世界で恐ろしいことが起きると、いったん見える世界になった時、取り返しのつかないことになる。」
作者の強い警告が発せられている環境物語です。
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エレナー・アップデール/著 評論社
イギリスの小さな町に住む11才の少年ジョニーは、父親を第一次世界大戦で亡くし、母親と二人、貧しい暮らしをしていた。
ちっぽけで、体力がないためにいじめられていた彼は、ある日「あっという間に背が伸びる」という新聞広告に申込み、お金をだまし取られてしまう。
お母さんにお金の心配をさせたくない一心で、思いついた悪知恵の商法。天才ジョニーは次々と浮かぶアイデアをもとに、新聞広告でお金を手に入れていく。
そんな時お母さんの職場で殺人事件が起こり、ジョニーと母親は事件に巻き込まれてしまう。
「お母さんを助けられるのは僕だけなんだ。」
ジョニーの天才的なアイデアが、真犯人を探し出す。
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佐野洋子/作・絵 小学館
自由ってなあに。文化ってなんだろう。
豚は一人で林の入り口にずーっと住んでいた。周りにたくさんのどうぶつたちがやってきて、木を切り倒し、きれいな赤い屋根の家を建て、豚小屋に来ては「クサーイ、クサーイ」と言い出した。
豚は、キツネとウサギの夫婦に無理やり連れだされ、背広を着せられて、家庭を持たされ、仕事に就くことになった。『「しかし」とか「よくかんがえてみますと」とかの言葉は、今の幸せをこわしますぞ。深く考えないことです」』
豚は耐えきれず、元の世界へ・・・。
風刺たっぷりの作品が、洋子さん自身が遺した30点の絵でよみがえりました。25年前に出版された息子・広瀬玄さんの絵と比べてみるのも楽しい一冊です。
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中谷彰宏/著 PHP研究所
中学生は、部活があり、勉強があり、家の手伝いがあり、とにかく忙しい。しかしそれは、ラッキーなこと。忙しくて追い詰められたほうが人間は集中力がぱっと出るのです。
著者は、ハッピーな中学生になるために
「名前をきれいに書けるようにしよう」
「モテるために早寝早起きをしよう」
「カッコいい大人を探そう」
「気づかれない いいことをしよう」
「親と話そう」など30を挙げてすすめています。
あなたも、ハッピーな中学時代を過ごすために今日から一つずつ実行してみませんか。
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斉藤洋/作 偕成社
「それ買って行けよ。三匹ともだぞ。後悔はさせない。」新宿のデパート9階の熱帯魚専門店に偶然入った私は、そこで、水槽にいる1匹のコリドラス・パレアトゥスから話しかけられる。体調4㎝ほどナマズの仲間、突然しっぽ つまり しりびれで水底に立ち上がるような恰好をする魚だ。
作家の「私」と書斎に置いた水槽に棲むなまいきな小ナマズ「コリドラス」との奇妙でもゆかいな共同生活。その中で、パリのソルボンヌ大学でヒンディー語とベンガル語を学んだコリドラスが語る楽しくもびっくりする世界一周の旅行記と、作家の短編小説が混在したショートショート集。どこから読んでもハマってしまうユーモアたっぷりのおはなしです。
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樫崎茜/著 講談社
中学3年生の安中千里は、陸上部に所属しているが足の痛みのために休部中。
そんな時、幼なじみの小木から誘われて、休園が決まっている地元の動物園へ新聞部の取材にでかける。そこで見つけた肥満体の不恰好なチーターのはく製。それから、千里は動物の博物館への「検体」のこと、戦争中に動物園で猛獣処分が行われたこと、動物園と博物館の役割、そして、生と死について考えさせられることになる。
「生きているとはどんなことなのか」
はく製を勉強していくにつれて、生きている動物の筋肉のつき方、気持ちが表れる眼球の動きにも気づき、命と生きていくことの大切さを自覚する少女と、彼女を取り巻く人々を明るく描き出しています。
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金谷俊一郎/著 マガジンハウス
日本ではあまり知られていないが、世界では有名な人や、ある国ではその功績により偉人として讃えられている日本人たち。
こんな立派な日本人がいたんだ!!
台湾で現地農民のために巨大ダムを残した八田輿一。
柔道を普及するために世界中を戦い歩いた最強の男 前田光世。
オペラ「蝶々夫人」を外国で二千回演じ、作曲をしたプッチーニも絶賛したプリマドンナの三浦環などの11人を紹介している。
そして著者は、今のような閉塞した世の中こそ、個人が世界のために活躍する、立ち上がることが必要だとし、「日本人よ、世界を目指せ!」と訴えている。
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エヴァ・イボットソン/著 偕成社
幽霊の男の子<おそろしのハンフリー>は自分がちっとも怖くないことを気にしていたが、怖くてりっぱな家族にかこまれて幸せに暮らしていた。そんな折、先祖代々住みなれていたお城が観光開発されることになり、ハンフリーは同じようにすみかを追われた大勢の幽霊たちと共に、新天地ロンドンをめざす。その途中、ひょんなことから知り合いとなった人間の少年リック。リックは幽霊たちと協力して、幽霊一族が幸せに暮らせる“幽霊のためのサンクチュアリ”を造るために奮闘する。奇想天外、ユーモアいっぱいの幽霊ファンタジー。
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学研社
天照大御神(アマテラスオオミカミ)、倭建命(ヤマトタケルノミコト)、大国主命(オオクニヌシノミコト)など、「古事記」が何かはわからないけれど、これらの神々の名前や神話には聞き覚えがある人は多いのではないでしょうか。
1300年前に天武天皇の命令によって、国家事業として編纂された日本最古の歴史書「古事記」。
本書では、その中に書かれた“日本の成り立ち”といくつかの代表的な神話を、まんがを交えてわかりやすく解説しています。
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たちばなれんじ/写真 リリー・フランキー/文 パルコ
レッサーパンダ・コアラ・インドゾウ・ダチョウ・マンドリルなどなどが、カメラ目線で一言。
「ほーら。言わんこっちゃない。」
「あんた、俺のこと、怖くないのか?」
「こらー!!休み時間終わってるぞ!!」
「お嬢様の目は、節穴でございいますか?」
本当に動物たちが言いそうな一言を、作家のリリー・フランキーさんが吹き出しにぴったりと当てはめています。
思わず笑い出してしまいそうな64枚の写真が、心をほぐしてくれます。
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廣島玲子/著 講談社
大草原に暮らす《牙の民》とも呼ばれるイシーバ族は、得体のしれない病により、全滅の危機を迎えていた。そこで、村の呪術師ムンダワは、死者の魂をとりつかせ呪いを解く禁術を使ってしまう。器として選ばれたのは、主人公ディンカの最愛の妹ゼゼナだった。そして、儀式の後、ゼゼナは何者かに魂を奪われてしまう。
「精霊があたし達の絆を試すというのなら、地の果てだって行ってやる。」
十五才の少女ディンカは、精霊にまつわる言い伝えを手掛かりに、さまざまな生き物がひそむ危険な大草原へ仲間と共に旅立つ。
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キャスリン・アースキン/著 作品社
パパは天才的な数学者で、ぼくがエンジニアになるのを望んでいる。数学ぎらいの中学生マイクは、人間味の感じられない父親に反発していた。
パパの仕事の都合で、大おじさんの家に行った6週間のうちに、ぼくは個性豊かな人たちと、小さな町の人々を幸せにするプロジェクトに取り組む“エンジニア”になった。
劣等感のかたまりだった少年が、大きなマイナスをはじき飛ばして手に入れた「絶対値」。
金原瑞人さんが選んだオールタイム・ベストYA.の一冊。
元気が出る、宝箱のような物語。
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小路幸也/著 ポプラ社
その昔、イギリス中の美術品や金品を上流階級から盗み、現場には“seint”と刺繍された手袋を片方残すのみで、決して捕まらなかった世紀の大泥棒。そんな「泥棒紳士」が実は日本に帰化して、花咲小路商店街に隠居中なのです。
時代遅れになってしまった花咲小路商店街に、ある日、「マッシュグループ」という国際的な企業が、再開発の名目で乗り込んできます。商店街の仲間は何とか対抗しようと頑張りますが・・・。
そこに、若い手下を二人従えた「ダンディな紳士」が参戦し、奇想天外な方法で事件を解決していきます。じんわり心温まる、わくわく・どきどきの作品です。
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石川遼/著 講談社
高校一年の5月20日を境に、石川遼君は激動の人生を歩き始めた。プロゴルフのトーナメントで、世界最年少の優勝を果たしたのだ。
これは、ギネスブックにも掲載されている。
16才でプロゴルファーとなり、史上最年少賞金王を達成し、世界一大きいトーナメントの「マスターズ」に4度も出場している。「私も遼君のような子どもが欲しい」と世のお母さん方が思うように、順風満帆に成長してきたかのような遼君。
20歳になった現在、4才から父親と一緒にゴルフを始めてからの人生を、丁寧に振り返っている。 そして、「夢を持とう」「遼君にできて僕にできないことはない」と全国の子どもたちが思ってくれることを願っている。
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杉本りえ/作 ポプラ社
「お父さんの生れた島に帰って、ペンションをはじめる」両親の言葉は、中学2年生の灯子にとって、晴天のへきれきだった。
都会生れの少女にとって、コンビニもファストフード店もない人口100人ほどの島の暮らしは・・・。
過疎化が進む島の住民に歓迎されつつも、どこか壁を感じてしまう灯子。しかし、たった9人しかいない分校の学校祭は島をあげて盛り上がり、島民全員の似顔絵を描いた灯子は、その時から、島に溶け込んでいく。
かけがえのない場所、かけがえのない人を見つけた少女の青春小説。
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沢木耕太郎/著 講談社
海の事故で両親を亡くした男の子「冬馬」は、みずうみのほとりに建つ「みずの家」で、おじいさんと二人だけで暮らし始める。
海とちがって、さざ波しか立たない湖面に安心する冬馬。
しかし、だんだんと不登校になってしまう。そんなある満月の夜、湖面に浮かぶ小さな舟にのった少年が吹く笛の音に誘われて家の外に出てみると・・・。
「深夜特急」で著名な沢木耕太郎さんが、東日本大震災をきっかけとして、「いのち」「家族」を考えるために書き始めた児童書の一冊。
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ジェラルディン・マコックラン/著 偕成社
おばさんが見た夢のお告げで、14才までに死ぬと決めつけられて育った少年ペッパー。
彼は14才の誕生日をむかえた朝、みんなが自分の死を待っていると感じ、家出を実行する。死の天使に追われながら、船乗り・電報配達・新聞記者見習いなど職を転々とし、
名前を変え、居場所を変えながら別の人間になりすますが、行く先々で死の予兆を見てしまう。さて、ペッパーは逃げきることができるのか?
わくわくドキドキの痛快冒険小説。
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瀬戸内寂聴/著 講談社
瀬戸内寂聴さんが、若者たちに熱いメッセージを送っています。
「疑う」ことと「挑戦する」ことのすすめです。
「大人たちの常識を疑ってみること。太平洋戦争と東日本大震災の人災を経験した私は、そのことの大切さを痛感しているのです。」
「人間にとって大切なものは、目に見えません。人はもっと自由に、生きたいように生きればよいのです。」
「見返りを求めずに、人の為に尽くす。進むべき道に迷ったら、より危険な方を選ぶ。-若者たちにはきっと、そんな生きかたができるはずです。」
こころに響く、珠玉の言葉が溢れた一冊です。
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堀口順子/著 小峰書店
落語家のじいちゃんに弟子入りすることだけを望んでいた中学3年の新太郎は、突然じいちゃんが死んでしまって絶望していた。
そこに、「いつまでめそめそしていやがる」とひょっこりじいちゃんが現れる。
幼い頃に両親と死別し、じいちゃんと暮らしていた新太郎。幽霊となっても大好きなじいちゃんと一緒に、学校や寄席に出かけては、だんだんと元気になっていく。
じいちゃんや、新太郎を取り巻く優しく暖かい人々とのかかわりの中で、自分の進む道をしっかりと見つけていく少年の青春小説。
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小手鞠るい/著 講談社
主人公は中学1年生の遥と淳、そして不思議な「お菓子の本」。
アメリカにホームステイした遥は、家族となじめず「こんなはずではなかった」と悩んでいた時、おばあちゃんが書いてくれた一冊のお菓子の本を、荷物から見つけ出す・・・・。
突然おじいちゃんが亡くなり、お母さんと中学生の淳ではパン屋を続けることができなくなった中で、勇気付けてくれたのは、図書館で間違って持って来てしまったお菓子の本だった。
大学生になってめぐり合う二人。時間と場所を越えて、不思議な縁で結び付けられた二人のほろ苦い初恋と家族の愛の物語。
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千石正一/著 デイスカヴァー・トゥエンティワン
爬虫類研究者の千石氏は、子どもの頃から「生き物オタク」で、世界各地をかけ回り日本で最も多くの種類の爬虫類・両生類に接した学者です。
生き物はみんな平等、いのちと自然環境はみんなつながっていると考え、テレビなどいろいろな場面で発言していましたが、5年前に十二指腸ガンの告知を受け、目の前に「死」が現れたとき、地球が急速に病んでいることをひしひしと感じるようになりました。
「もっと地球の声に耳を傾けて、これからもずっといのちを、つなぎ続けてほしい。」
今年の2月に亡くなった千石氏最後のメッセージが心にしみる一冊です。
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吉村泰治/著 技報堂出版
銀に殺菌効果があるって知っていましたか?
昔からヨーロッパでは、銀の食器が多く使われていました。銀は、私たちを細菌から守ってくれているんですね。
使い捨てカイロの袋の中には何が入っているの?
1978年に誕生した使い捨てカイロは、日本人の発明だそうです。袋の中の鉄粉・水・食塩が反応した鉄の酸化熱を利用したものです。
私たちの生活の中の身近なものに隠された金属のヒミツ40を、登場人物のパパが易しく説明してくれます。
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リチャード・ゴーガン/著 創元社
光学系エンジニア・科学系ライターとして活躍している著者が、万有引力を発見したニュートンやワクチンを開発した
パスツールなどの有名な科学者だけではなく、電子レンジを発明したスペンサー、瞬間接着剤発明のクーヴァーの逸話など36編を紹介しています。
2000年以上も語り継がれてきた「ヒエロン2世の王冠」(アルキメデスの原理)の話から、ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の開発まで、
世界を変えた発明の多くは、天才科学者たちの偶然のひらめきから生れています。
著者は、今後も、「準備」と「チャンス」そして「欲求」の3拍子が揃ったときに実を結ぶ発見を味方にすることが大切だと語っています。
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エリザベス・オハラ/著 さ・え・ら書房
生まれ育ったアイルランドから、貧しさゆえに出稼ぎに町へ行ったのはサリーが13歳の時でした。サリーは、環境の違う様々な人の中に身を置いて、数々の経験を重ねて行きます。
19世紀末のアイルランドとイギリスの生活を克明に描写し、自立には犠牲をともなうことを学びながら誠実にまっすぐに成長していくサリーのすがたを、
幼なじみ、雇われ主の息子、文芸復興の仲間たちなども絡ませながら、感動的にえがいています。
「サリーの帰る家」「サリーのえらぶ道」「サリーの愛する人」三部作の完結編です。
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楠木しげお/著 銀の鈴社
画家である丸木夫妻が「原爆の図を描かなければ」と思ったのは、広島に新型爆弾が投下されてから三年後の、雨の降る夏の夜だった。
縦1.8m横7.2mの大作「原爆の図」は、こうして描き始められた。日本画家の夫位里と西洋画家の妻俊との2つの個性が、ぶつかり合い、
激しい葛藤の末、見る人に原爆の恐ろしさ、むごたらしさ、くやしさを訴える作品『幽霊』が出来上がったのは、昭和25年の2月だった。
その時49歳と38歳だった夫妻はそれから、80歳と70歳になるまで15部に渡る「原爆の図」を描き続けることになる。
彼らの生涯をかけた作品たちは、日本のみならず、世界各地の展覧会で今も多くの人に衝撃を与えている。
本書は、丸木夫妻の生い立ちから晩年までを、『原爆の図』を柱にして紹介している。
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「厳選 数学パズル
ひらめく発想力と論理力をきたえる100題」
ニュートン別冊
「5分と8分の砂時計で11分をはかるには?」
「6合マス1つで1~6合をはかるには?」
「13個のコインからはかりを3回使って、ニセ金を1個みつけるには?」
パズルの醍醐味は「考えれば誰でも答にたどりつけるところ」だそうです。
頭をしっかりと悩ませながら、日常生活の中でしばしば必要となる数学的思考をきたえてみましょう。
比較的簡単な名作パズルから、超難問までの100問。あなたは、どれだけ解けるでしょうか?
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河出書房新社
国語「思考し続けること、想像力をつけることは、死なないこととつながる」あさのあつこ
歴史「世界史は年表ではない。今ここで起こっていることであり、それを踏まえて先に続く道を未知という霧の中で探ることだ。」池澤夏樹
理科「科学的に考える。それは過去に積み重ねられた事実をふまえた上で、新たなデータや分析をもとに、真理を追究する姿勢。」最相葉月
その他、地理・政治・倫理・経済などの全9教科について豪華な教授陣が、3・11で何が問われ、今何を学ぶべきなのかを語っています。
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加納朋子/著 文芸春秋
「2010年6月、私は急性白血病だと告知された。」
「モノレールねこ」「てるてるあした」や「七人の敵がい る」などの作品を持つ、作家加納朋子さんの久しぶりの新刊は、
白血病患者である加納さん自身が闘病の日々を綴った作品でした。
骨髄移植を行うまでの白血病の症状や家族の動揺。移植後の毎日毎日の体の変化。失望と期待。
「愛してくれる人たちがいるから、なるべく死なないように頑張ろう。」たくさんの愛と勇気、あたたかな涙と笑いに満ちた明るくとも壮絶な闘病記です。
白血病になってしまった人たちへのエールと、骨髄バンクの登録と臍帯血提供の強いお願いが込められています。
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辻村深月/著 光文社
中学1年生の塚原マチは、思っていることをなかなか言えず、頼まれたことも断れない、そんな性格を直したいと思っていた。
ある日、学校の図書室で借りた本の中から、「サクラチル 」と丁寧な字で書かれた一枚のメモ紙を見つける。その後も、借りた本の中から何度か同じようなメッセージと出会ったマチは、思い切って返事を書いてみることにする。困っているはずの誰かのために・・・。
本にはさまったメッセージを通じて、新しい友達と交流し、少しずつ自分を変えていく少女の物語。他に「約束の場所、約束の時間」「世界で一番美しい宝石」が収録されています。
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川端輝江・山中由紀子/作 幻冬舎
必ず成功する4つのダイエットルール。
① しっかり食べて 動いてやせる
② 無理をしない
③ ストレスをためない
④ 気長に続ける
毎日毎回の食事の積み重ねが、私たちの体をつくってい ます。バランスの良い食事をしていると、1週間で確かな変化を感じることができるそうです。
約80年の歴史を持つ女子栄養大学の先生方がバッチリ教えてくれる、朝食・昼食・夜食のお手本レシピ。
「健康的にキレイにやせたい」と願うすべての人におすすめの一冊です。
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イアン・ベック/著 静山社
主人公のトムは、おとぎの国に住んでいる冒険家トゥルーハート家7人兄弟の末っ子。一家はおとぎ話工房より届くあらすじに従って主人公として冒険に出発し、お話をエンディングへと導くことを家業としています。
ある日トムは、次々と出発したけれど帰ってこない兄さんたちを探しに出かけます。12歳の誕生日に、おとぎ話を終わらせるために、兄さんたちを探すために・・・。
「シンデレラ」「ジャックと豆の木」「白雪姫」「ラップンツェル」「眠れる森の美女」「カエルの王子さま」。トムは果たして6つのお話を「おしまい」にできるのでしょうか。
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佐藤剛志・内田美智子/著 五月書房
九州大学の先生である佐藤さんは、毎年ゼミの学生に「自分が生まれた日のことについての1600字のレポート」を課題に出しています。思春期真っ只中の学生たちは、恥ずかしさで一杯になりながら両親に尋ねると、親が自分が生れた時のことを嬉々として話す姿に、祝福されて生まれ、愛されていることに感動し、そのレポートを授業で朗読する時は、どの学生もみんな喜びに満ちた顔で泣き出してしまうのだそうです。
話題となった作品「いのちをいただく」のコンビと同じく助産師の内田さんと佐藤さんの著作。
あなたも家族で「生れた日」を語り、「生」を見つめ直してみましょう。
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艸場よしみ/著 汐文社
小学生のとき、いつもカメラを片手に持ち、沖縄の民話を題材にしたものなど30本もの映画づくりが遊びの一つだった中村颯悟君。そんな彼が、沖縄の観光を盛り上げるために募集された企画に選ばれたのは、中学1年のときでした。彼が作った映画「やぎの冒険」は、沖縄で7万人以上の観客を動員し、その後全国の映画館で上映されました。
おこづかいを貯めてビデオカメラを購入し、2000円の映像編集ソフトで映画を作っていた彼は、日本史上最年少の映画監督となってからも、斬新なアイデアと次から次へと広がっていく興味を持って、大人の世界でがんばっています。
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「はばたけ、ルイ!
―少年ルイ・アームストングとコルネットの真実の物語―」
ミュリエル・ハリス・ワインスティーン/作 リーブル
世界中のジャズとジャズミュージシャンに影響を与えた「ルイ・アームストロング」。まだまだアメリカで人種差別政策がとられていた1901年に生れ、もと奴隷だったおばあちゃんに育てられました。音楽の才能があったルイは、黒人少年院でコルネット(トランペットに似た金管楽器)に出会い、偉大なジャズミュージシャンとなっていくのです。
この作品は、ルイ・アームストロング・ハウス博物館の館長が「特に素晴らしい本だ」と評したルイの少年時代から本格的デビューまでを描いた伝記的物語です。
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