ブックガイド

|平成25年3月

「イワーシェチカと白い鳥」

I.カルナウーホワ/再話  M.ミトゥーリチ/絵  福音館書店

 イワーシェチカは お父(とう)さんと お母(かあ)さんと いっしょに くらしていました。ある日(ひ)、イワーシェチカは、お父(とう)さんに ふねと ふねをこぐ かいを つくってもらい、池(いけ)に 魚(さかな)つりに 出(で)かけました。「はやく きしに もどっておいて。ごちそうを もってきたよ。」と お母(かあ)さんが やってきました。ところが、その ようすを 見(み)ていた まじょが・・・。
 ロシアに つたわる むかしばなしです。(えほん)

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「ともだちはわに」

村上 しいこ/作  WAVE出版

 ぼくの ともだちの きよしくん。 いっしょに あるいていると みんなが 「わにみたい」って ふりかえりますが、しょうしんしょうめいの わになんです。
 ある日(ひ)、いっしょに かすみちゃんへの プレゼントを かいに いきました。しかし、ぼくと きよしくんの いけんは あわないし、さらに、きよしくんは しっぽで おみせの ものを こわしてしまって、さあ、たいへん。(低学年から)

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「すずちゃんと魔女のババ ハッピー❤バースデー❤ババ」

柏葉 幸子/作  講談社

 すずちゃんの家(いえ)とまじょのババの家(いえ)はおとなりどうし。ババはお使(つか)いネコのミカンとくらしています。
 ある日(ひ)、ババはミカンとケンカをしたのです。そして、家(いえ)を出(で)ていくミカンにババは「一番最初(いちばんさいしょ)にかわいいくないと思(おも)ったものに変(か)わってしまう」というまほうをかけてしまったというのです。そこで、すずちゃんはねんどで“めいたんていホームズ”ならぬ“めいたんていネンドズ”を作(つく)ります。(中学年から)

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「エルヒー・メルゲンと七つの太陽 モンゴルのいいつたえ集」

春風社

 むかし、この世(よ)に七(なな)つの太陽(たいよう)がのぼって干(かん)ばつになりました。人々(ひとびと)のお願(ねが)いで、エルヒー・メルゲンという弓(ゆみ)の達人(たつじん)が、太陽(たいよう)を次々(つぎつぎ)に弓(ゆみ)で射落(いお)とします。しかし、七(なな)つ目(め)の太陽(たいよう)を射(い)ようとねらいをさだめていると…。なぜ昼(ひる)と夜(よる)が交代(こうたい)にやってくるのか、そのわけをおもしろく語(かた)ってある伝説(でんせつ)です。(「エルヒー・メルゲンと七つの太陽」より)
 モンゴルに昔(むかし)から伝(つた)わるお話(はなし)がたくさん収録(しゅうろく)されています。(高学年から)

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|平成25年2月

「赤い実かがやく」

野中 柊/作  松本 圭以子/絵  そうえん社

 黒(くろ)うさぎの クローバーと 白(しろ)うさぎの シロップに 絵(え)はがきがとどきました。≪はやく おいでよ。しゃくしゃくだよ。≫と、茶(ちゃ)うさぎの チャックからの おさそいです。二(に)ひきが よろこんで 出(で)かけていくと、そこには たくさんの 赤(あか)い実(み)をつけた りんごの木と たくさんの うさぎたち。みんなで りんごを もいで、そのあとは アップルパイを つくります。(えほん)

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「一さつのおくりもの」

森山 京/作  講談社

 クマタの お気(き)に入(い)りは、「かいがらのおくりもの」という えほん。おはなしの中(なか)の キツネの子(こ)や リスの子(こ)と いっしょに いるような 気(き)がするので、声(こえ)に 出(だ)して 読(よ)むのがすきで、文(ふみ)は ぜんぶ おぼえています。
 ある日(ひ)、大雨(おおあめ)の ひがいにあった 村(むら)の こまっている 子(こ)どもたちに 何(なに)かしてあげたいと、クマタは だいすきな えほんを おくることに しました。(低学年から)

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「くろくまレストランのひみつ」

小手鞠 るい/作  金の星社

 たくさんの本(ほん)がならんでいる「もりのとしょかん」。はたらいているのはしろやぎの館長(かんちょう)だけ。ある日(ひ)、図書館(としょかん)にやって来(き)たくろくまは、長(なが)い間(あいだ)、だれともつきあわず、ずっと一人(ひとり)ぼっちで生(い)きてきたせいか、わすれてしまった言葉(ことば)がたくさんあるようです。時々(ときどき)、目(め)をとじて考(かんが)えこみながら、なやんでいることを少(すこ)しずつ話(はな)しはじめました。(中学年から)

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「ヘリオット先生と動物たちの8つの物語」

ジェイムズ・ヘリオット/作  集英社

 ヘリオット先生(せんせい)はイギリスで獣医(じゅうい)をしています。ペットとして飼(か)われている犬(いぬ)や猫(ねこ)以外(いがい)にも、牛(うし)や馬(うま)、羊(ひつじ)など家畜(かちく)の診察(しんさつ)・治療(ちりょう)もしています。この本(ほん)には、そんなヘリオット先生(せんせい)が出会(であ)った動物(どうぶつ)たちとのエピソードが収(おさ)められています。
 冬(ふゆ)の寒(さむ)い日(ひ)にイグサの茂(しげ)みから見(み)つけた子猫(こねこ)の話(はなし)や、生(う)まれてから一度(いちど)もほえたことのない犬(いぬ)の話(はなし)など、どれも心(こころ)が温(あたた)まるものばかり。動物(どうぶつ)好(ず)きの人(ひと)にぜひ読(よ)んでほしい一冊(いっさつ)です。(高学年から)

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|平成25年1月

「アナベルとふしぎなけいと」

マック・バーネット/文  ジョン・クラッセン/絵  あすなろ書房

 しろい ゆきが ふり、えんとつからは くろい すすが でている まちに アナベルは すんでいます。ある日、いろとりどりの けいとが はいった はこを ひろった アナベル。じぶんと いぬの セーターを あんでも、けいとは まだ のこっています。そこで、まちじゅう みんなの セーターを あむことに しました。(えほん)

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「だれかさんのかばん」

森山 京/作  ポプラ社

 雨(あめ)の日(ひ)、キツネの子(こ)は、二(に)かいのまどから小(ちい)さなかさを見(み)つけました。空(そら)いろの子(こ)どもの雨(あま)がさです。へいをまがるときに、赤(あか)いブーツがちらっと見(み)えただけで、だれがさしているのかはわかりません。キツネの子(こ)は、友(とも)だちのかさの色(いろ)をつぎつぎに思(おも)いうかべながら考(かんが)えます。「もしかしたら、あの子(こ)かも!」。(「空(そら)いろ水(みず)いろ」より)
 どうぶつたちがでてくる5つのおはなしがはいっています。(低学年から)

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「雨ふる本屋の雨ふらし」

日向 理恵子/作  童心社

 〈雨(あめ)ふる本屋(ほんや)〉には、苔(こけ)とクモの巣(す)でできたドレスを着(き)た舞々子(まいまいこ)さんやシオリとセビョーシという名(な)の妖精(ようせい)たち、ドードー鳥(どり)のフルホン氏(し)など、おもしろいキャラクターがたくさんいます。
 「雨(あめ)あめ 降(ふ)れふれ 〈雨(あめ)ふる本屋(ほんや)〉」というひみつの呪文(じゅもん)。ルウ子が考(かんが)えたその呪文(じゅもん)をとなえると、つくりもののカタツムリ人形(にんぎょう)に命(いのち)が吹(ふ)き込(こ)まれ、そのカタツムリがふしぎな古本屋(ふるほんや)〈雨(あめ)ふる本(ほん)屋(や)〉に連(つ)れて行(い)ってくれるのです。(中学年から)

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「いつもいつまでもいっしょに! ポレケのしゃかりき思春期」

フース・コイヤー/作  福音館書店

 ポレケはオランダに住(す)む11歳(さい)の女(おんな)の子(こ)。家族(かぞく)のことやボーイフレンドとのこと、生(う)まれた場所(ばしょ)による文化(ぶんか)の違(ちが)いなど、彼女(かのじょ)はとてもたくさんの悩(なや)みをかかえています。思春期(ししゅんき)のポレケには、すべてがとてもつらい状況(じょうきょう)です。でも、ポレケはくじけず、ひたすら前(まえ)に進(すす)もうとします。
 このお話(はなし)は、これまでにデンマーク語(ご)やスウェーデン語(ご)、スペイン語(ご)などに翻訳(ほんやく)されており、世界(せかい)各国(かっこく)で読(よ)まれています。(高学年から)

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|平成24年12月

「モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本」

ウィリアム・ジョイス/作・絵  徳間書店

 モリスにとって、この世(よ)で いちばん 大切(たいせつ)なものは 本(ほん)。ものがたりを 読(よ)むのが 大(だい)すきで、自分(じぶん)でも 本(ほん)を 書(か)いていたほど。ところが、ある日(ひ)、風(かぜ)が ふきあれ、なにもかもが ばらばらになって どこかへ とんでいってしまったのです。すべてを うしなってしまった モリスが、空(そら)とぶ本(ほん)に ついていくと、本(ほん)たちが すんでいる りっぱな たてものに たどりついたのです。かぞえきれないほど たくさんの 本(ほん)と くらすことになった モリス。その くらしは、とても しあわせなものでした。(えほん)

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「カステラやさんのバースデーケーキ」

堀直子/作  小峰書店

 おかの うえの カステラやさんは ナナの パパの お店(みせ)。パパの やいた カステラは、とても おいしいと ひょうばんです。ところが、きのうから パパと ママは おばあちゃんの おみまいのために でかけてしまい、今日(きょう)は 一人(ひとり)で おるすばん。「バースデーケーキは ありませんか」と、お店(みせ)に 女(おんな)の人(ひと)が やってきました。(低学年から)

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「パイとねこと秘密のレシピ」

サラ・ウィークス/作  岩崎書店

 主人公(しゅじんこう)・アリスのおばさんは、パイ作(づく)りの名人(めいじん)。そのポリーおばさんが亡(な)くなってしまい、「秘密(ひみつ)のパイ生地(きじ)のレシピを、愛(あい)するねこのラードにゆずること」と「ラードはアリスにゆずること」という遺言(ゆいごん)が残(のこ)されていました。その後(ご)、おばさんの店(みせ)があらされるという事件(じけん)が起(お)こったのです。パイのレシピをめぐる事件(じけん)の謎(なぞ)にアリスが立(た)ち向(む)かいます。(中学年から)

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「クリスマスのリンゴ」

ルース・ソーヤー、アリソン・アトリーほか/文  福音館書店

 二匹(にひき)のきょうだいネズミが住(す)んでいるのは、二階(にかい)の子供部屋(こどもべや)の壁(かべ)と床(ゆか)の間(ま)にある黒(くろ)い小(ちい)さな穴(あな)の中(なか)。
 みんな眠(ねむ)ってしまったクリスマスイブの真夜中(まよなか)、「ベルのなる音(おと)と、なにかのかけていく足音(あしおと)が聞(き)こえたような気(き)がしたの」と、きょうだいネズミが目(め)を覚(さ)ましました。おなかがすいた二匹(にひき)は穴(あな)からはいだし、おいしい食(た)べ物(もの)を探(さが)し始(はじ)めます。(「砂糖(さとう)ネズミと兄弟(きょうだい)ネズミ」から)
 クリスマスに起(お)きた不思議(ふしぎ)な物語(ものがたり)が9話(わ)収録(しゅうろく)されています。(高学年から)

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|平成24年11月

「こわがらなくていいんだよ」

ゴールデン・マクドナルド/作  レナード・ワイスガード/絵  長崎出版

 とてもこわがりなトラのこは、一日中(いちにちじゅう)がたがたふるえてばかり。トラのこのお父(とう)さんとお母(かあ)さんは、〈トラは、どんなゆうかんなライオンよりもいさましくあれ。トラは、どんないさましいライオンよりもゆうかんであれ。〉とおしえていますが、トラのこのこわがりは、ちっともなおりません。
 ある日(ひ)、トラのこは、お父(とう)さんとお母(かあ)さんにつれられて、ほかの動物(どうぶつ)がなにをこわがっているかを見(み)るために、ジャングルをあるきはじめました。(えほん)

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「モンスター一家のモン太くん」

土屋富士夫/作・絵  徳間書店

 モンスタータウンにすんでいるモン太(た)くんは、ふつうのにんげん。でも、モン太(た)くんのお父(とう)さんはフランケンシュタインで、お母(かあ)さんはまじょ。さらに、おじいちゃんは、むかし、オニだったらしいし、おばあちゃんはやまんばだったようです。そして、しんゆうはガイコツくん。ちょっぴりみんながうらやましいモン太(た)くんですが・・・。(低学年から)

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「ゆうれい回転ずし本日オープン!」

佐川芳枝/作  講談社

 「天界(てんかい)料理人(りょうりにん)組合(くみあい)」とは、おいしい料理(りょうり)をお客(きゃく)さんに食(た)べてもらおうと、修行(しゅぎょう)にはげんでいたのに、突然(とつぜん)、天界(てんかい)にいくことになってしまった(つまり、亡(な)くなってしまった)料理人(りょうりにん)の集(あつ)まりのこと。26才(さい)で天界(てんかい)にいってしまった一平(いっぺい)も「天界(てんかい)料理人(りょうりにん)組合(くみあい)」の一人(ひとり)。「いずれ必(かなら)ず下界(げかい)で店(みせ)を開(ひら)かせてあげよう」というおしゃかさまの言葉(ことば)で、《一平(いっぺい)ずし》という回転(かいてん)ずしの店(みせ)を開(ひら)くことになりました。いったい幽霊(ゆうれい)がやっているおすし屋(や)さんってどんな店(みせ)?(中学年から)

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「夜の小学校で」

岡田淳/作  偕成社

 当分(とうぶん)のあいだ、桜若葉(さくらわかば)小学校(しょうがっこう)で夜警(やけい)の仕事(しごと)をすることになったぼく。先生(せんせい)たちが帰(かえ)ってしまうと、校門(こうもん)のカギをしめ、広(ひろ)い小学校(しょうがっこう)にいるのは、ぼく一人(ひとり)だけ。
 運動場(うんどうじょう)がせまくなったと感(かん)じたり、同(おな)じ中庭(なかにわ)なのに、昼間(ひるま)と夜(よる)ではまるで違(ちが)って見(み)えたりと、夜(よる)の小学校(しょうがっこう)では不思議(ふしぎ)なことが次々(つぎつぎ)に起(お)こります。(高学年から)

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|平成24年10月

「チビウオのウソみたいなホントのはなし」

ジュリア・ドナルドソン/文  アクセル・シェフラー/絵  徳間書店

 ひろい ひろい うみに すんでいる とっても ちいさくて めだたない さかな、チビウオ。びっくりするような はなしを かんがえては、うみの みんなに きかせています。
 ある日(ひ)、ちこくしてしまった チビウオは、「なんぱせんの たからばこに とじこめられちゃった」と、ちこくの りゆうを いいます。つぎの日(ひ)も 「おばけイカにつかまっちゃった」から ちこくしたと いうのです。そして、つぎの日(ひ)。がっこうに いく とちゅう、とびきり すごい はなしを 思(おも)いついた チビウオは、 はなしに むちゅうに なりすぎて、りょうしの あみに かかってしまいました。(低学年から)

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「おひさまやのたんぽぽスプレー」

茂市久美子/作  講談社

 小学(しょうがく)二年生(にねんせい)の さとしは、走(はし)ることが きらいです。「あしたの うんどうかい、でたくないなぁ。おなかが いたくならないかなぁ…。」と、かんがえながら あるいていると、いつのまにか、「おひさまや」という、小(ちい)さな おみせのまえに きていました。「おひさまや」は、うさぎが いろいろな ふしぎなものを うっている おみせです。 
 さて、さとしのために うさぎが だしてきたものとは、いったい なんでしょうか。(低学年から)

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「ポテトサラダ」

福明子/作  学研教育出版

 「せのお精肉店(せいにくてん)」は、おじいちゃんとおばあちゃんの二人(ふたり)でやっているお店(みせ)で、商店街(しょうてんがい)のまん中(なか)にあります。でも、近(ちか)くに大(おお)型(がた)スーパーの出店(でみせ)ができて、商店街(しょうてんがい)はピンチ!その出店(でみせ)には、お客(きゃく)さんがたくさん行(い)っているのに、商店街(しょうてんがい)に来(く)る人(ひと)が少(すく)ないのです。
 小学生(しょうがくせい)のケイ君(くん)は、「せのお精肉店(せいにくてん)」のポテトサラダが大好物(だいこうぶつ)。生(う)まれてはじめてのおこづかいで、ブタのぬいぐるみをおばあちゃんにプレゼントしたほど、おばあちゃんのファンなのです。週(しゅう)にニ回(にかい)、いつも決(き)まった曜(よう)日(び)に買(か)いにきていましたが、ある時(とき)、お店(みせ)に何日(なんにち)も姿(すがた)を見(み)せないことがありました・・・。(中学年から)

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「おまけ鳥」

飯田朋子/作  新日本出版社

 僕(ぼく)の家(いえ)は商店街(しょうてんがい)のはずれにある「来(く)る来(く)る亭(てい)」というラーメン屋(や)。父(とう)さんと母(かあ)さんとおねいちゃんの三人(さんにん)でやっています。
 最近(さいきん)、母(かあ)さんは「知的障害者(ちてきしょうがいしゃ)の家族(かぞく)の会(かい)」に出(で)かけるようになりました。そこで知(し)り合(あ)った男(おとこ)の子(こ)、芳君(よしくん)を店(みせ)に連(つ)れてくることになったのです。
 そして、彼(かれ)と一緒(いっしょ)に、「来(く)る来(く)る亭(てい)」で餃子(ぎょうざ)講習会(こうしゅうかい)がスタートします。(高学年から)

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|平成24年8月・9月

「ゆうだち」

あきびんご/作  偕成社

 なつの あついひ、みなみのしまに はげしい ゆうだちが やってきました。オオカミの いえの まえで、ヤギは ゆうだちに あいました。 ずぶぬれになって こまっていると、オオカミは しんせつに いえに いれてくれ、タオルを かしてくれました。 ヤギが タオルで 体を ふいていると、オオカミは しゃみせんを ひきながら うたを うたいはじめました。「ゆうだちが きたら うちに いるのが いちばん。 おいしい おきゃくが むこうから やってくる・・・♪」
(えほん)

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「世界一力もちの女の子のはなし」

サリー・ガードナー/作  小峰書店

 ジョシーは8歳と9ヶ月の女の子。ある日とつぜん、とんでもない力もちになってしまったのです。友達の頭が、鉄の柵の間にはまってぬけなくなってしまった時、柵を左右にひっぱり、かんたんに鉄を曲げることができました。ジョシーは、その時はじめて自分が力もちだということに気づいたのです。いすを指一本で持ち上げたり、車を片手で持ち上げたり・・・。それからというもの、ジョシーの生活はがらりと変わってしまいます。(中学年から)

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「おとうさんのVサイン」

そうまこうへい/作  小峰書店

 小学校のさんかん日、あいのお父さんは、「とくいなのは、かけっこ。」といって、みんなから大きなはくしゅをもらいました。
 それから一ヶ月ほどたったある日、うんどう会で、お父さんたちのリレーが行われることが分かりました。さんかん日のお父さんのことばをおぼえていたあいは、「お父さんはリレーにでるよ」とみんなにやくそくしてしまいます。しかし、かけっこがとくいだったのは、今ではなく、お父さんが小学生のころだったのです。(低学年から)

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「12月の夏休み ケンタとミノリの冒険日記」

川端裕人/作  偕成社

 10歳のケンタと7歳のミノリは兄妹。ちょうど1年前、父さんといっしょにニュージーランドにやってきました。ニュージーランドは、赤道をはさんで日本とさかさまの国。だから、12月が夏休み。
 ある日、写真家の父さんが忘れたカメラを届けるため、ケンタとミノリは、二人だけで旅に出るのですが・・・。(高学年から)

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|平成24年7月号

「エディのごちそうづくり」

サラ ガーランド/作  福音館書店

 きょうは おじいちゃんの おたんじょうび。 おたんじょうかいのことを すっかり わすれていた ママは おおあわてで おりょうりを はじめます。 エディと リリーも おてつだい。 まずは、 パンづくりです。 こむぎこと しお、 さとう、イーストきんを ボールに いれたところで、げんかんから ノックの おと。 ママは げんかんに いったまま、 しばらく もどってこれそうにありません。 でも、 だいじょうぶ。 エディと リリーは ふたりで どんどん じゅんびをすすめます。(えほん)

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「ありがとうっていいもんだ」

森山京/作  文渓堂

 ブタのこが こうえんに むかっている とちゅう、 ボールが とんできました。 その ボールは キツネのこが ころがしてしまったものだったのです。 ブタのこが、 それを ひろい、 さしだすと、 キツネのこは、 「ありがとね」と かたてを あげて、 おれいを いってくれたのです。 キツネのこの とても かっこいいすがたを まねしてみたくなった ブタのこですが・・・。(低学年から)

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「のろのろひつじとせかせかひつじ」

蜂飼耳/作  理論社

 のろのろひつじとせかせかひつじは、みはらしのよい丘でくらしています。ふたりの家(いえ)はとなりどうしなのです。
 今日(きょう)は年(ねん)に一度(いちど)の毛(け)を売(う)りに行(い)く日(ひ)。ふたりいっしょに出(で)かけますが、のろのろひつじとせかせかひつじの歩(ある)くはやさがちがうので、だんだんはなれていってしまいます。ようやく店(みせ)についたふたりは、毛(け)をかってもらい、さっぱりしたすがたにうまれかわりました。(中学年から)

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「お父さん、牛になる」

晴居彗星/作  福音館書店

 昨日(きのう)の夜(よる)まで人間(にんげん)だったぼくのお父(とう)さんが、朝(あさ)、目覚(めざ)めてみると、なんと、牛(うし)になっていたのです。こんなことが信(しん)じられるわけもないけれど、白(しろ)と黒(くろ)のまだら模様(もよう)で、背中(せなか)だけでも二(に)メートルはありそうなほど巨大(きょだい)な姿(すがた)。お母(かあ)さんもお姉(ねえ)ちゃんも、そして、ぼくも、どうしてそんな姿(すがた)になったのかまったく分(わ)かりません。(高学年から)

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|平成24年6月号

「トンネルをほる」

ライオン・アン・ハンター/文  エドワード・ミラー/絵  ほるぷ出版

 モグラも プレーリードッグも アリも トンネルを ほります。そして、にんげんたちも トンネルを ほっています。今では あちこちで たくさん トンネルが つかわれていて、川(かわ)の 下(した)を とおる ものや 山(やま)の 中(なか)を ぬけていく トンネルもあれば、まるい ものや アーチがたの ものまで、 さまざまな トンネルが あります。では、トンネルって どうやって ほるのでしょうか?トンネルのことを まなべる えほんです。

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「ねえ、おはなしきかせて」

原京子/作  ポプラ社

 小(しょう)学(がく)1年(ねん)生(せい)の ゆかは、ママに 本(ほん)を 読(よ)んでもらうのが 大(だい)すき。 でも、ママは 赤(あか)ちゃんが うまれてからというもの、 いそがしくて なかなか 読(よ)んでくれません。
 ある日(ひ)、 森(もり)へ いった ゆかは、 本(ほん)を ひらくと、 こえを 出(だ)して 読(よ)みはじめました。すると、 リスや ウサギや キツネ、 タヌキなど、 たくさんの どうぶつたちが あつまってきたのです。

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「パンダのポンポン『サイクリング・ドーナツ』」

野中柊/作  理論社

 パンダのポンポンは、まちで一番(いちばん)人気(にんき)のレストラン《きら星亭(ぼしてい)》のコックさん。
  ある日(ひ)、まちのみんながピッカピカの自転車(じてんしゃ)に乗(の)っているのを不思議(ふしぎ)に思(おも)っていると、街(まち)のはずれに新(あたら)しくレンタル自転車屋(じてんしゃや)さんができたことがわかりました。ポンポンもみんなも、サイクリングを楽(たの)しんでいますが、だんだんお腹(なか)がすいてきました。

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「だれも知らない犬たちのおはなし」

エミリー・ロッダ/著  あすなろ書房

 ドラン通(どお)りには、4件(けん)の家(いえ)があり、合(あ)わせて6匹(ぴき)の犬(いぬ)たちが飼(か)われています。おもしろいことに、6匹(ぴき)は飼(か)い主(ぬし)の人(にん)間(げん)たちを「ペット」だと思(おも)っています。人間(にんげん)たちが学校(がっこう)や仕事(しごと)に出(で)かけると、みんなで集(あつ)まっておしゃべりをしたり、《犬(いぬ)の病院(びょういん)》という犬(いぬ)が主役(しゅやく)のテレビ番組(ばんぐみ)を見(み)たり、平和(へいわ)な時間(じかん)を過(す)ごしているのです。でも、時(とき)には、不思議(ふしぎ)でおもしろい事件(じけん)が起(お)こります…。

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|平成24年5月号

「たまごってふしぎ」

アリス&マーティン・プロベンセン/作  講談社

たまごには、しろいものや はんてんのついたもの、大きいものに 小さいものも あります。
たまごって どこから くるのかしら?
ガチョウも カエルも、むかしむかしの きょうりゅうたちも みんな たまごを うんで、たまごからうまれて いる・・・たまごって たくさん  ふしぎなことが つまって いるんだよ。

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「こんにちはといってごらん」

マージョリー・W・シャーマット/作  童話館出版

ねずみの おんなのこ、バネッサ。おかあさんにも おとうさんにも ともだちがいるのに、バネッサには ともだちが ひとりも いません。がっこうでも ひとりぼっちの バネッサは さびしくて、おかあさんに はなしました。すると、おかあさんは とも だちを つくるための ほうほうを  おしえてくれます。

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「あたしって、しあわせ!」

ローセ・ラーゲルクランツ/作  岩波書店

ねむれないときには、ひつじの数(かず)をかぞえるという人(ひと)がいますが、ドゥンネは、「あたしって、しあわせ!」と感(かん)じた時(とき)のことを思(おも)い出(だ)します。たとえば、いとこにカエルをもらった時(とき)のこと。そして、一年生(いちねんせい)になる前(まえ)に通学用(つうがくよう)リュックを買(か)ってもらった時(とき)のことなど。
学校(がっこう)では、とてもなかのよい友(とも)だちもできたし、ドゥンネは毎日(まいにち)、しあわせいっぱいでしたが・・・。

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「益川博士のロマンあふれる特別授業」

益川敏英/著  朝日学生新聞社

2008年にノーベル物(ぶつ)理学(りがく)賞(しょう)を受賞(じゅしょう)した益川(ますかわ)敏(とし)英(ひで)さんが、インタビューに答(こた)えたものや、小学校(しょうがっこう)での講演(こうえん)がまとめられている本(ほん)です。益川(ますかわ)博士(はかせ)が幼(おさな)かった頃(ころ)のエピソードや、今(いま)の子(こ)どもたちに伝(つた)えておきたいことがたくさんつまっています。どんなことでも自分(じぶん)の目(め)で見(み)て、考(かんが)えてみる、「寄(よ)り道(みち)」をしながらも興味(きょうみ)のあることを追(お)い求(もと)めるという“益川流(ますかわりゅう)スタイル”。ぜひ、読(よ)んでみてください。

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|平成24年4月号

「ミアはおおきなものがすき」

カトリーン・シェーラー/作  光村教育図書

おおきな アイスクリーム、おおきな ほん・・・ミアは おおきなものが 大(だい)すきです。ずかんを よんで、しょくぶつが おおきくなる ひみつを しった ミアは、おもちゃの くるまや ヨット、にんぎょうの いえや  ようふくを つちに うめ、みずを たっぷりやりました。

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「とっておきのはいく」

村上しいこ/作  PHP研究所

はいくは 五(ご)・七(しち)・五(ご)の 十七(じゅうしち)文字(もじ)で つくる みじかい詩(し)。
あしたから 四(よん)れんきゅうだというのに、はいくの しゅくだいが 出(だ)されてしまった つよし。いえに かえって おばあちゃんに きいてみると、「じっくり かんさつすることから はじめるんやな。」だって。さっそく つぎのひから かぞくのみんなを かんさつして はいくを つくってみるのですが・・・。

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「妖怪(ようかい)一家(いっか)九十九(つくも)さん」

富安陽子/作  理論社

おおぜいの妖(よう)怪(かい)たちが住(す)んでいる場(ば)所(しょ)に、ある日(ひ)、人(にん)間(げん)たちが巨(きょ)大(だい)な団(だん)地(ち)を作(つく)り始(はじ)めました。そのことに腹(はら)を立(た)てた妖(よう)怪(かい)たち。代表(だいひょう)のぬらりひょんが団地(だんち)建設(けんせつ)の担当者(たんとうしゃ)と話(はなし)をしようと市(し)役所(やくしょ)へ出(で)かけていくと、“地域(ちいき)共生課(きょうせいか)”というところへ案内(あんない)されます。“地域(ちいき)共生課(きょうせいか)”は、先(せん)住(じゅう)妖(よう)怪(かい)問(もん)題(だい)を専(せん)門(もん)に扱(あつか)う課(か)で、新(あたら)しい町(まち)と先(せん)住(じゅう)妖(よう)怪(かい)の共(きょう)生(せい)を手(て)伝(つだ)っているというのです。そして、新(あたら)しい団(だん)地(ち)に住(す)んではどうかという提案(ていあん)がされ…。

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「公平(こうへい)、いっぱつ逆転(ぎゃくてん)!」

福田隆浩/作  偕成社

小学(しょうがく)五年生(ごねんせい)の公平(こうへい)は転校(てんこう)してきたばかり。新(あたら)しい小(しょう)学(がっ)校(こう)へ初(はじ)めて登(とう)校(こう)した日(ひ)、職(しょく)員(いん)室(しつ)を探(さが)して、一年生(いちねんせい)の男(おとこ)の子(こ)たちに声(こえ)をかけると、その子(こ)たちはおたがいに顔(かお)を見合(みあ)わせ、しだいにあとずさり。そして、いっせいにかけだしていってしまったのです。さらに、教室(きょうしつ)であいさつをしようとすると、花(か)びんがわれ、さらに、先生(せんせい)の机(つくえ)もまっぷたつにわれてしまったのです。どうしてそんなことが起(お)きたのか、ふしぎに思(おも)う公(こう)平ですが、しだいに、公平(こうへい)が空手(からて)の達人(たつじん)で、けんかがとても強(つよ)いといううわさが学(がっ)校(こう)でひろまっていることを知(し)ります。

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