レオ=レオニ/作 好学社
どんなときでも かがみを 見れば しあわせな きぶんに なれる、まちねずみの ティモシー。ところが、ある日、かがみに うつったのは、くろい ふくを きた へんなやつ。ティモシーは おどろいて、まちの そとに にげだしました。そして、いなかみちに やってきた ティモシーは のねずみたちの なかまに してもらおうと、のねずみめんきょを とることに。いよいよ、テストが はじまります。
古川静枝/作 銀の鈴社
こころが とっても やさしい かみなりのこども、ごろすけくん。かみさまが おとしてしまった たいせつな きせつの クレヨンを さがして、ひまわりほいくえんに やってきました。ごろすけは ないている あかちゃんを ねむらせるという ちょうのうりょくを もっていたのです。
伊万里(いまり)の人(ひと)が書(か)いたおはなしです。ぜひ、読(よ)んでみてね。
村山早紀/作 ポプラ社
10歳(さい)になったばかりの飛鳥(あすか)は、今(いま)まで見(み)えなかったものが突然(とつぜん)見(み)えるようになってしまいました。それは、灰色(はいいろ)のマントをつけている怪盗(かいとう)や、アスファルトの駐車場(ちゅうしゃじょう)には「ないはずのお屋敷(やしき)」。さらに、そのお屋敷(やしき)の庭(にわ)で花(はな)の手入(てい)れのために動(うご)いている陶器(とうき)の人形(にんぎょう)。そのことを大学生(だいがくせい)のお姉(ねえ)ちゃんに相談(そうだん)した飛鳥(あすか)。すると、お姉(ねえ)ちゃんは「ルマの店(みせ)」のことを教(おし)えてくれました。ちょっと不思議(ふしぎ)な「ルマの店(みせ)」、あなたも出(で)かけてみませんか。
城島充/著 講談社
今(いま)から15年前(ねんまえ)のこと。兵庫県(ひょうごけん)南部(なんぶ)は、マグニチュード7.3の大地震(おおじしん)にみまわれました。当時(とうじ)、芦屋市(あしやし)に住(す)んでいた米津(よねづ)さん一家(いっか)も震災(しんさい)にあい、小学校一年生(しょうがっこういちねんせい)の漢之君(くにゆきくん)と五歳(ごさい)の深理(みり)ちゃんは命(いのち)をうばわれてしまったのです。小学校入学前(しょうがっこうにゅうがくまえ)におじいちゃんに買(か)ってもらったという漢之君(くにゆきくん)の黒(くろ)いランドセルは、折(お)れた柱(はしら)や崩(くず)れ落(お)ちた土壁(つちかべ)など、がれきの下(した)から見(み)つかり、今(いま)ではそれを弟(おとうと)の凛(りん)君(くん)が使(つか)っています。ランドセルには悲(かな)しい記憶(きおく)がたくさんつまっていますが、それは家族(かぞく)のきずなをいっそう強(つよ)いものにしてくれています。
たかどのほうこ/作 杉浦範茂/絵 童心社
「やわらかくなあれ、やわらかくなあれ、ちちんぷいぷいのぐりっ。」と、かあさんに あたまを なでられた たろう。 テストで わるい 点(てん)を とって しかられてしまったのです。それで、いっしょうけんめい べんきょうしていると、あたまに 4つの こぶが できてしまいました。国語(こくご)の こぶと、算数(さんすう)の こぶ、社会(しゃかい)のこぶに、理科(りか)の こぶ。「こんな かっこわるいあたま、やだよお。」と、とうとう なきだしてしまいました。さて、あたまの こぶは どうなるのでしょう。
ラドヤード・キプリング/原作 寺村輝夫/文 集英社
ずっと はるか 大(おお)むかし。しりたがりやの 子(こ)ゾウが いました。ダチョウおばさんに、「なぜ、ダチョウの しっぽの毛(け)、長(なが)いの?」と 聞(き)いたり、キリンおじさんには、「なぜ、キリンの 体(からだ)には まだらもようが ついているの」と 聞(き)いたり。でも、だれも 教(おし)えてくれません。さらに、ワニが 何(なに)を 食(た)べるのかを 知(し)りたくなった 子(こ)ゾウは、とうとう、ひとりで たびに でます。
こぐれまさお/作 小峰書店
絵(え)をかくのが 大(だい)すきな つとむくんが、 がようしに クレヨンで かいた うさぎ。なまえは ピンコ。 はなもようの ワンピースを きて、かたから ポシェットを かけています。 そんな ピンコには だれにも しられていない ひみつが あります。 なんと、がようしから とびだすことが できるのです。 「いち、にの、ぴょーん!」 みんなが 出(で)かけてしまうと、がようしから ぬけだして…ピンコは いったい 何(なに)を はじめるのでしょう。
ヨーナス・アウティオ/著 あすなろ書房
高(たか)い木(き)に勝手(かって)に登(のぼ)ったり、火(ひ)のついたマッチを友(とも)だちのポケットに入(い)れたり、周(まわ)りの大人(おとな)からは「この近所(きんじょ)で起(お)こる騒(さわ)ぎは、みんなフランクがからんでいる」と言(い)われているほどの問題児(もんだいじ)・フランク。しかし、ぼくにはフランクが一番(いちばん)の友(とも)だち。だって、本当(ほんとう)のフランクは…。大人(おとな)には分(わ)からない、フランクのよさをぼくは知(し)っています。
K.チュコフスキー/作 F.ヤールブソヴァ/絵 偕成社
「ニャーニャー なくのは あきちゃった!コブタ みたいに なきたいよ。」と、コネコたち。 コネコは「ブーブー」、 コブタは「ニャーニャー」。 すると、アヒルの こどもたちも、「ガアガアなくのは もういやだ。」と、どうぶつたち みんなが めっちゃくちゃの おおさわぎ。 さて、どうぶつたちは どうなってしまうの?
トビイ・ルツ/作・絵 PHP研究所
「どうして、シマシマがあるの?」と、しまうまの 子(こ)どもは、いつも どうぶつの 子(こ)どもたちから シマシマのことばかり きかれています。でも、きょうは、「しまうまさんは、大(おお)きくなったら 何(なに)になりたい?」と きかれました。「スパイの 黒(くろ)ひょうさんに なりたい!」と言(い)うと、「大(おお)きくなっても しまうまは しまうまのままだよ」と ばかにされて しまいます。いったい、しまうまに ぴったりの しごとを さがすことができるのでしょうか。
ハネス・ヒュットナー/作 徳間書店
牛小屋(うしごや)の火事(かじ)を消(け)したり、ころんだ馬(うま)を助(たす)けたり…今日(きょう)もしょうぼうしさんたちはたっぷりはたらきました。そして、やっとおやつの時間(じかん)。みんなでテーブルをかこみ、コーヒーをついで、「いただき…」といいかけたその時(とき)、ジリリリリリーンと電話(でんわ)がなります。さあ、きんきゅうしゅつどうです!
岡田晴恵/著 学研教育出版
タロットカードの占(うらな)いで新型(しんがた)インフルエンザを流行(りゅうこう)させる魔女(まじょ)の当番(とうばん)に決(き)まったのは、長(なが)い間(あいだ)、豚(ぶた)の中(なか)で眠(ねむ)っていた魔女(まじょ)。世界中(せかいじゅう)にコンタギオン(病気(びょうき)の種(たね))をまきます。さて、それに対抗(たいこう)する薬(くすり)の魔女(まじょ)ローズはワクチンを作(つく)ることができるのでしょうか。日本(にほん)でも大流行(だいりゅうこう)した、新型(しんがた)インフルエンザのウィルスとワクチンの戦(たたか)いの物語(ものがたり)です。
平田昌広/作 鈴木まもる/絵 佼成出版社
ぼくは 今(いま)まで とうちゃんが しごとを しているところを みたことが ありません。 ある日(ひ)、とうちゃんに たのみこんで しごとばへ つれていってもらうと、そこには とうちゃんが たてている、てんじょうや ゆかが ない 家(いえ)が。 とうちゃんは 家(いえ)を たてるには たくさんの 人(じん)の 力(ちから)が ひつようだということを ぼくに おしえてくれます。
仲井英之/作 ポプラ社
ななちゃんが おるすばんを していた時(とき)の ことです。 あかい かおに ながい はな、あたまに 小(ちい)さな ぼうしの ようなものを かぶっている おとこのひとが 「へーい、まいど!てんぐやです。」と やってきました。 「きょうは おすすめの ものが たくさん あるんですよ。」 さて、いったい どんなものを うりに きたのでしょうか。
柴野民三/文 ビリケン出版
山(やま)ねこのボンシイクは、山(やま)のけものや鳥(とり)をみんな食(た)べてしまうほど、とても大食(おおぐ)い。そんなボンシイクは、森(もり)の中(なか)にホテルをたてることにしました。『サービスと おりょうりのいい 山(やま)ねこホテル おとまり だいかんげい』と書(か)いた立(た)てふだを町中(まちじゅう)に出(だ)して、すてきなにおいを町(まち)の方(かた)へ流(なが)します。そうすると、そのにおいにつられて、めんどりやぶたなど、次々(つぎつぎ)にお客(きゃく)がやってきます。いじわるなぞうのおはなしややぎのおいしゃさんのおはなしなど、7つの作品(さくひん)がのせられています。
セシ・ジェンキンソン/著 主婦の友社
口(くち)げんかがきっかけで、オーリは本当(ほんとう)のママをママ・ショップにつれて行(い)って、新(あたら)しいママと取(と)りかえます。新(あたら)しいママのじょうけんは、「一日(いちにち)二回(にかい)ピザを食(た)べさせてくれること」と「すきなだけテレビを見(み)せてくれること」、そして「おもしろいこと」。さて、きぼうどおりのママは手(て)に入(はい)るのでしょうか。
カール・ノラック/文
イングリッド・ゴドン/絵 セーラー出版
わたしのおじいちゃんはいろいろなチャンピオン。
おおきなワニのうきわをふくらませるのはだれよりもはやいし、とけいもおもちゃもなんだってなおすことができるの。
いっしょにおさんぽにいくときは、ひみつのたからものをたくさんみつけてくれるし、じてんしゃをすごいスピードでこいで、のぼりざかもへっちゃら。
そんなおじいちゃんにもひとつだけにがてなことがあるよ。
なんだとおもう?
森山京/作 佐野洋子/絵 小峰書店
もうすぐ ぶたの おとうさんが うちに かえってきます。 おかあさんは さっそく、おとうさんの だいこうぶつの ポテト・チップスづくりに とりかかります。 すると、七ひきの 子(こ)ぶたたちも おてつだい。 しかし、なかなか ポテト・チップスは できあがりません。 おてつだいを やめて 外(そと)で あそんでいても 気(き)になるのは ポテト・チップスの ことばかり。 さて、いつに なったら できあがるのかしら?
スーザン・メドー/作 徳間書店
ルルは十二歳(じゅうにさい)の女(おんな)の子(こ)。幼(おさな)いころにひろわれ、古(ふる)くから続(つづ)く“魔法(まほう)が使(つか)えるマジック一族(いちぞく)”に育(そだ)てられています。
その一族(いちぞく)には、いつもひとつの世代(せだい)に一人(ひとり)だけ、本物(ほんもの)の魔法使(まほうつか)いが生(う)まれてきますが、ルルには魔法(まほう)が使(つか)えません。
魔法(まほう)が使(つか)えるジェリーおじさんがマジックショーの助手(じょしゅ)に選(えら)んだのはルル。ぴかぴかの黒(くろ)いシルクハットをかぶって、マジックショーの旅(たび)に出発(しゅっぱつ)です。
おじさんが教(おし)えてくれたトランプの手品(てじな)は成功(せいこう)。
そのあと、ぼうしからウサギを出(だ)すマジックに挑戦(ちょうせん)するルル。さて、ルルのマジックはうまくいくのでしょうか。
シャロン・クリーチ/作 評論社
となりに住(す)んでいる親友(しんゆう)のベイリー。おさななじみで、あいぼうで、だれよりも「あたし」のことがよくわかっているはず。それなのに、けんかしてしまって、今(いま)はベイリーにとても腹(はら)が立(た)っている。そんな時(とき)、トレッリおばあちゃんはスープを作(つく)りながら話(はなし)を聞(き)いてくれる。長(なが)い人生(じんせい)を歩(あゆ)んできたトレッリおばあちゃんは何(なん)でもお見通(みとお)し。そして、ベイリーと心(こころ)を通(かよ)わせる方法(ほうほう)を「あたし」に教(おし)えてくれる。
ねぎしれいこ/作
花之内雅吉/絵 世界文化社
きょうは十五夜(じゅうごや)。おつきみの日(び)はだれでもおだんごをこっそりとってたべていいのです。おばあさんは、おつきみだんごを「みんながたべにきてくれますように」とおそなえしました。それから、みんなのおだんごをいただきにおでかけ。たぬきさんのおだんごにねずみさんのおだんご。どちらもおいしいおだんご。でも、おおかみさんの いえには おだんごがありません。そこで、おばあさんはおおかみさんといっしょにおだんごをつくりはじめます。
山下明生/文 講談社
リョウくんとお父(とう)さんが 二人(ふたり)で作(つく)ったヨットのチビチャーナ「水(みず)になれるまで休(やす)んでおいで」と大(おお)きなみなとのすみっこにロープでつながれました。こんどの日(にち)ようびまでリョウくんはきてくれません。それで ちょっと さびしい チビチャーナですが、みなとはごうかなきゃくせんやぎょせん、タグボートなどで大(おお)にぎわいです。
「旭山(あさひやま)動物園(どうぶつえん)物語(ものがたり)オオカミの森(もり)」
小菅 正夫/文 角川書店
むかし、あさひやまどうぶつえんにいたオオカミのふうふ、ジョンとリカの おはなしです。2頭(とう)にはたくさんのこどもができました。赤(あか)ちゃんオオカミが 食(た)べやすくなるようにと、父(とう)さんと母(かあ)さんは食(た)べものをいちどのみこみ、やわらかくしてからはきだしてあたえます。そうして、こどもたちはすくすくとそだっていきます。そんなとき、リカがだんだんやせてきました。びょうきになってしまったのです。
いとうひろし/作 偕成社
”クグノタカラバコ”というのは、クグがたてた博物館(はくぶつかん)のこと。
クグはおさないころから、出(で)かけるたびに、何(なに)かを見(み)つけ、ガラクタを集(あつ)めていました。ほかの人(ひと)から見(み)たら、ただのガラクタに見(み)えるようなものが、クグには宝物(たからもの)なのです。王(おう)さまや海(かい)ぞくのように、宝物(たからもの)をひとりじめするのではなく、クグは宝物(たからもの)をみんなに見(み)てほしいと思(おも)い、博物館(はくぶつかん)を作(つく)りました。
しかし、クグノタカラバコは、迷子(まいご)にならないと見(み)つけることができません。迷子(まいご)になって約(やく)5分(ぶん)、うろうろと歩(ある)きまわっていると、とつぜん、クグノタカラバコがあらわれるのです。
そんなふしぎな博物館(はくぶつかん)で起(お)こる、へんてこなおはなしです。
ルース・ソーヤー/文
ロバート・マックロスキー/絵 (岩波書店)
ジョニーは、 とんがり山(やま)の家(いえ)で おじいさんと おばあさんの 手(て)つだいをしています。 そこを 出(で)ていくことになった ある日(ひ)、おばあさんは かたやきパンを ジョニーに 持(も)たせてくれます。さかみちを くだっていくと、 かたやきパンが ふくろのなかから とびだして…。 「おいらは ころがる かたやきパン! ころがる おいらを つかまえて たべられるもんなら たべてごらん!」 さて、 ジョニーは かたやきパンを たべるこ とが できるでしょうか?
李 錦玉/文 (少年写真新聞社)
小(ちい)さなさとにおばあさんがひとりですんでいました。はたけしごとがだいすきで、さくもつがそだつのをたのしみに、まいにち、はたけのせわをしています。ところが、うらの山(やま)にすんでいるトラが、おばあさんのはたけをあらしていくように なったのです。そこで、トラをうんとひどいめにあわせてやろうと、おばあさんははたけでトラをまちます。
シュジー・モルゲンステルン/作 (講談社)
いよいよ小学校(しょうがっこう)の最上(さいじょう)学年(がくねん)となったシャルル。ハンサムでスポーツマンの若(わか)い先生(せんせい)が担任(たんにん)になってくれることをのぞんでいたけれど、期待(きたい)はずれもいいところ。実際(じっさい)は、年(とし)よりでちっともかっこよくない太(ふと)ったおじさん。そんな先生(せんせい)が、へんてこなクーポンをみんなにプレゼントしてくれました。「ねぼうする券(けん)」や「ちこくする券(けん)」、「じゅぎょうちゅうにあてられてもこたえない券(けん)」など。クーポンのおかげで、それまでとはちがって学校(がっこう)が少(すこ)し楽(たの)しくなります。
茂市久美子/作 (学習研究社)
またたび荘(そう)という二階建(にかいだ)てのアパートには、またたびトラベルという小(ちい)さな旅行(りょこう)会社(がいしゃ)が入っています。電話帳(でんわちょう)にも旅行(りょこう)会社(がいしゃ)の案内(あんない)にものっていないまたたびトラベル。そんな不思議(ふしぎ)な旅行(りょこう)会社(がいしゃ)ですが、お客(きゃく)さんのために、心(こころ)に残(のこ)るすてきな旅(たび)を紹介(かい)してくれます。
さあ、あなたも一緒(いっしょ)に不思議(ふしぎ)な旅(たび)に出(で)かけませんか?
(宣伝会議)
私たち一人一人が地球環境を守るためにできることとは?そんな疑問に答えてくれるのがこの本です。環境のことを知り、「?」を「!」に変えて、さらに行動に移してほしいという願いが込められています。今、できることから始めてみませんか?
友成那智/著 (ポプラ社)
イチローや松井秀喜、宮本慎也など、海外や日本の球界でかつやくしている野球選手たち。栄光を手にしてきたヒーローたちが使うバットは、どのようにしてうみだされているのでしょう。一流の職人たちの技にせまった一冊です。
(PHP研究所)
「ユニバーサルデザイン」とは、できるかぎり多くの人が利用できるようにするため、製品や環境、建物などをデザインすること。だれにでも使いやすいということ以外にも、安全性や大きさなどにも工夫が必要なユニバーサルデザイン。この本では、食器や文房具やおもちゃなど、ふだん使っているもののかたちや、機能などのユニバーサルデザインが分かりやすく説明されています。
この本を参考に、すべての人が安全で快適にくらせる社会のことを考えてみませんか。そして、あなたのまわりのユニバーサルデザインを見つけてみましょう。
「ひゃーの おっ!」
これは佐賀県の方言で、「ハエがいる」という意味をあらわしています。
「け!」「く!」
秋田県の方言で、「食べろ!」「食べる」という意味だそうです。
このように、昔からそれぞれの地域で使われているふるさとの言葉、方言。
「かたつむり」や「かえる」も地域によって呼び方はさまざまです。そんな方言を47都道府県別に紹介してあります。おもしろくて、あたたかいお国ことばを、地図を見ながら旅してみませんか。
マーガレット・ワイズ・ブラウン/ぶん
レナード・ワイスガード/え (童話館出版)
ひるがとてもすきな白(しろ)いねことよるがとてもすきな黒(くろ)いねこ。あるよるのこと、黒(くろ)いねこは白(しろ)いねこをおこして、「よるのけはいにみみをすましてごらん」といいます。しかし、白(しろ)いねこは、「あなたこそ、きょうはおきていて、わたしと、ひるをちょっとたのしんでみてはどうかしら」と黒(くろ)いねこをさんぽにさそいます。黒(くろ)いねこはいったいひるをすきになれるでしょうか?
きたやまようこ/さく (講談社)
森(もり)にすんでいる鳥(とり)は、うわさが 大(だい)すき。それよりももっとうわさがすきなのは虫(むし)たち。虫(むし)たちのおきにいりは、森(もり)のどこかに あるらしい、ふるいがっこうのうわさ。さて、きょうも虫(むし)たちのへんてこなうわさばなしがはじまります。虫(むし)たちのはなしをいっしょにきいてみませんか?
松野正子/作(PHP研究所)
歩(ある)くのがきらいな王(おう)さまは、よそへ行(い)く時(とき)はかならず馬車(ばしゃ)にのっていきます。ある日(ひ)、となりの国(くに)のおひめさまに会(あ)いに行(い)くことになりました。しかし、王(おう)さまが出(で)かけようとすると、王(おう)さまの馬車(ばしゃ)をひく4頭(とう)の馬(うま)が熱(ねつ)を出(だ)し、馬車(ばしゃ)の車(しゃ)りんにもひびが入り、馬車(ばしゃ)は使(つか)えなくなってしまいます。
しかたなく、けらいにはしごをかつがせ、その上(うえ)に乗(の)って出(で)かけます。
エミリー・ロッダ/著 (あすなろ書房)
パトリックがコンピュータの店(みせ)でゲームをしていると、「当選(とうせん)おめでとう!当(とう)テレビの「さがし物(もの)チャンピオン」にどうぞご出(しゅつ)演(えん)ください。」の文字(もじ)が画面(がめん)にあらわれました。突然(とつぜん)のことにおどろきながらも、ドキドキワクワクのパトリック。
その日(ひ)まで、あと五日(いつか)。はたして、画面(がめん)にあらわれたメッセージは本当(ほんとう)なのでしょうか?
井上荒野/作
田中清代/絵 (アリス館)ふみおのかぞくはみんなカレーライスがだいすき。「おいしい おいしい」とたべていると、ふみおのくちのなかからちいさなくろいつぶがでてきました。もしかしたら、カレーのたねかもしれません。そこで、にわにうめてみることに。はたしてカレーのたねはめをだしてくれるのでしょうか?
柏葉幸子/作 (日本標準)
きょうは、ド・ヨクバーリだんしゃくのおしろで、どろぼうコンテストがある日です。せかいじゅうからゆうめいなどろぼうがあつまるコンテストにドチドチもよばれています。なぜって、それはドチドチはむかしゆうめいな「とりかえっこどろぼう」だったから。
さあ、パーティーがはじまります。
パーティーのようすを、みんなでのぞいてみませんか?
安房直子/作 (小峰書店)
おばあさんはグラタンが大(だい)好(す)き。おばあさんが持(も)っているグラタン皿(ざら)には、きいろいアヒルの絵(え)がついています。そのアヒルはおばあさんとお話(はなし)をしたり、歌(うた)を歌(うた)ったり。その上(うえ)、グラタンの材料(ざいりょう)まで出(だ)してくれるのです。
そんなふしぎなアヒルがある日(ひ)、お皿(さら)からとびだしてしまいました。
「二丁目(にちょうめ)の犬(いぬ)小屋(こや)盗難(とうなん)事件(じけん)」
新庄節美/作 (日本標準)
おれの塾(じゅく)仲間(なかま)の飛田(とびた)君(くん)の家と、その近所(きんじょ)で盗難(とうなん)事件(じけん)が発生(はっせい)。全部(ぜんぶ)で四(よっ)つの犬(いぬ)小屋(ごや)が盗(ぬす)まれてしまったのです。
そこで、おれは「夏休(なつやす)みだけ探偵団(たんていだん)」 の冴(さえ)と麗(うるわ)と一緒(いっしょ)に犬(いぬ)小屋(ごや)を探(さが)すことに。盗難(とうなん)現場(げんば)のことを調(しら)べていくうちに、宝石(ほうせき)の盗難(とうなん)事件(じけん)へとつながっていきます。
少年(しょうねん)たちの力(ちから)で事件(じけん)を解(かい)決(けつ)することができるのでしょうか?
ホリー・ケラー/作 (光村教育図書)
「ヘビって、ネズミをいじめるこわいどうぶつなんだって。」とネズミはスカンクからききました。ネズミとヘビはおともだちでしたがそれをきいてからというもの、ねずみはヘビをこわがるように なってしまいます。ヘビにみつからないようにこっそりあるいているととつぜんめのまえがまっくらに! いったいどうなってしまったの?
深見春夫/作 (PHP研究所)
カナちゃんは「しりとりのくに」とかいてあるおおきな門(もん)のなかにはいっていきました。
しりとりで つかえることばは三(さん)もじいじょうのもののなまえ。二(に)もじのなまえはだめ。もちろん「ン」でおわるなまえもだめ。
さあ、カナちゃんといっしょにしりとりでぼうけんしよう!
ロバート・ブライト/作 (徳間書店)
ちいさな やさしいおばけの ジョージー。あるばん、まきばの牛(うし)ごやがかじに なってしまいました。村(むら)のみんなは新(あたら)しい牛(うし)ごやをたてるためのお金(かね)をあつめようとお楽(たの)しみ会(かい)をすることに。
はずかしがりやの ジョージーが お楽(たの)しみ会(かい)で 大(だい)かつやくします。
令丈ヒロ子/作 (講談社)
ぼくは、五日前に転校してきたばかり。幸運なことに(!?)クラス委員長でマジメのマジ子と、美人でウソだらけのサギノはマンションのおとなりさん。
ある日、学校の怪談「呪いの大鏡」の話を確かめようと、旧校舎の鏡の前に行くことになった三人。はたして、怪談話は本当なの?
きむらゆういち/ぶん 田島征三/え (偕成社)
ものすごくドジなオオカミがいました。しっぱいしてわらわれるのがいやなのでいつもひとりでいました。ところがみんなのかんちがいから、なんと1000びきのオオカミのおうさまになってしましました。
村上しいこ/作 (PHP研究所)
えんそくの ひの あさ、ランドセルが「わたしもえんそくにつれてって。」といいました。ランドセルはがっこうへいってかえるだけで、えんそくもうんどうかいもしりません。かわいそうなので つれていってあげることにしました。おべんとうとおやつをじぶんにつめてしゅっぱつです。
「幸福(こうふく)三丁目(さんちょうめ)商店街(しょうてんがい)たこやき探偵団(たんていだん)あらわる」
村上 しいこ/作(理論社)
あさ早く、道(みち)を歩(ある)いていた女の人がバックをひったくられました。バックはすぐに見つかりましたが、犯人(はんにん)はにげてしましました。そこで3年生の一丸(いちまる)は商店街(しょうてんがい)の友だちといっしょに、犯人(はんにん)さがしを始めました。すると、一丸の中(ちゅう)学生(がくせい)のお兄(にい)さんがあやしいということになってきてしまったのです。
ジーン・クレイグヘッド・ジョージ/著 (偕成社)
ぼくが家出して山でくらすと言うと、父さんは腹をかかえて笑ってこう言った。「いいとも、やってごらん。男の子ならいちどはやってみるべきだ。」そして、ぼくは実行した。荷物は、ペンナイフ、ひも、おの、40ドル、そして火打ち道具だけ。けものをつかまえて、木の実を食べて、家も服も自分で作った。信じてくれないかもしれないけど、山の家で一人、一年間暮らしたんだ。