教室から「ハミダシ」た生徒たちの物語
横沢 彰/著(新日本出版社)
リョウとチタは3年C組。本当ならば高校受験を目指していかなければいけない2人でしたが、リョウは、先生とのいざこざから部活動をやめてから、学校に居場所をみつけることができなくなっていました。またチタも、信頼できる先生に出会えず、学校に居場所を見つけられないでいました。校内をふらつく2人が居場所としたのが、今は空き教室となった旧3年D組。最初は2人だけだった教室に、2人の担任だった直子先生をはじめ、1人、また1人と教室に居づらくなった生徒たちが集まるようになってきました。教室からハミダシた生徒たちがつくった「ハミダシ組」の行く末は?
ぼくの学校生活は、あるアクシデントからはじまった。
板橋 雅弘/著(講談社)
高校の入学式の日。僕 田口冬馬は、ある思いを胸に学校に向かっていました。誰にも打ち明けられない秘密を、自分のスクールバックにつめて。ところが、駅で偶然再開したのが小学校の同級生伊藤絵地子。絵地子通称エッチ子にスクールバックの中身をきかれた僕は、秘密のつまったスクールバックをコインロッカーに預けて、学校に向かいました。 そして、その学校で出会ったのが、「王子」こと松平欧次と「姫」こと白洲媛子。学校が終り4人はそろって駅にむかいましたが、僕のバックがすりかえられて、中身が「箱」に変わっていたのです。それからというもの、4人のまわりには不思議な事件が次々とふりかかってきます。 スクールバックの中身をすりかえた人物は、いったい誰なのでしょうか?
父はなぜ「虎」となったのか?もうひとつの山月記が、今はじまります。
柳 広司/著(理論社)
父、李徴(りちょう)は虎になった・・・ 幼い頃から母親にそう聞かせられて育ったぼくは、虎となった父と会い、その父からぼくたちの行く末を頼まれたという、父の友人の袁參(えんさん)氏の援助を受けながら暮らしていました。 だけど、ある事件をきっかけに、ひとつの不安がぼくを襲います。父親が虎となったのなら、自分も虎になってしまうのではないか?ぼくは、父親が虎になった理由が知りたくなり、虎となった父親にあったというに袁參氏に会うことを決意します。 これが、これからはじまる不思議な旅の始まりだったのです。
あるところに、ひとりのオニがおりました。
中村 航/著 宮尾 和孝/絵(JIVE)
大木隼人くんは、鬼ヶ島からトーキョーにやってきました。ブルーとイエローというオニの友達もでき、新しい生活になれたころ、ギターと衝撃的な出会いを果たしました。隼人くんには不思議なこともおおいトーキョーの生活ですが、何よりロックが一番の衝撃だったのです。 隼人くんはさっそく仲間とバンドを結成しました。ところが、なかなか上手くいきません。歌には気持ちをこめないといけないのに、本当に嬉しいことや、恋しいこと、カッコいいことが隼人くんにはまだつかめないのです。 悩んだ隼人くんたちは、最後にもう一度だけライブのひらこうとしますが・・・
新たな冒険ファンタジーのはじまりです。
風野 潮/著(岩崎書店)
リランと親友のダギリスの2人は、人が近寄らない魔の森に住み、毎年「大祭」といわれる祭りのときだけ、城下へでかけていました。 だけど今年は、「少年武術大会」が開かれることを 知って、両方の親にだまって、いつもより早く城下にでかけることにしました。 2人は無事に武術大会に出場し、リランが優勝 ダギリスが準優勝となります。しかし、実はこの武術大会開催の裏には、おそろしい罠がかくされていたのです。2人はその罠から逃げることができるでしょうか。
NHK大河ドラマの主人公の登場です。
加来 耕三/著(ポプラ社)
名将・謙信の元で、領地を拡大していった上杉家。しかし、謙信の亡き後、2人の養子、景勝と景虎との跡継ぎをめぐって争いの火種がくすぶりはじめます。その火種を消したのが、景勝に使えていた兼続でした。 その後も兼続は、上杉家の筆頭家老として 景勝を支えながら、いくつもの困難を乗り越えていきます。戦国の時代に、「義」と「愛」を尊んだ一人の武将の物語です。
ちなみに・・・NHK大河ドラマの原作本は
火坂 雅志/著 (日本放送出版協会)
興味がある人は、チャレンジしてみてください。
プレッシャーに打ち勝つ極意とは!?
梅沢 由香里/著(PHP研究所)
試験を受ける前や、大事な試合の前などたちはだかるものが「プレッシャー」。 簡単に打ち勝てそうで、これがなかなか手ごわい相手。負けそうになったときには、先輩達が経験から身につけたという「プレッシャー」と戦う極意を参考にしてみませんか。
この兄弟のいくところ、事件がつきまとう!?
アンソニー・ホロヴィッツ/作 金原 瑞人/訳(文渓堂)
ニコラスはロンドンに住む13歳の男の子。親がオーストラリアへ移住を決意したため、しょうがなく探偵である兄のもとで、生活をしています。しかし、この兄のハーバード。ティム・ダイヤモンドとして探偵事務所をひらいていますが、全く頼りにならない臆病者。仕事もなく、生活にもこまる始末。そんなときに事務所に飛び込んできた1人の依頼人。その依頼は、ひとつの包を1週間預かってくれというものでした。中身はごく普通のチョコボールが1箱。とても簡単にみえそうな依頼でしたが、実はその箱には大変な秘密がかくされていたのです。 おかげで、2人は命をねらわれることに。ニコラスは無事にチョコボールに隠された秘密を解き明かすことができるでしょうか。
ニックはスネイプ警部から、極秘任務を依頼されます。それは「おとり捜査」として、青少年刑務所に潜入して凶悪犯から情報をひきだすというもの。 おかげで、ニックはまたまた命の危険にさらされるはめに・・・
of the people, by the people, for the people
マイケル・マカーディ/絵 長田 弘/訳(みすず書房)
アメリカ初の黒人大統領バラク・オバマ。オバマに影響をあたえた人物のひとりが、アメリカ16代大統領エイブラハム・リンカーン。リンカーンが残した演説の中でも、もっとも有名な演説が「ゲティスバーグ演説」といわれているものです。 その演説が、アメリかの版画家の作品とともに、一冊の本になりました。 独立宣言・合衆国憲法とならんでの名演説を一度読んでみませんか。
「未来をみた」という少年の予言は本当なのか?
太田 忠司/著(理論社)
那須舞は中学2年生。コンプレックスは英語読みにした自分の名前「Mai Nasu=マイナス」。 だから、舞はみんなに「マイナス」を連想させないために、明るくふるまっていました。 そのせいか、舞はよく相談ごとを持ちかけられます。今回はクラスメイトの茅香(ちか)からの相談ごと。それは、乳母山に一緒に登って、時渡りの祠についてきてほしいというものでした。過去や未来に行けるという祠。一度は断った舞でしたが、茅香から説き伏せられて祠へと向かいました。ところが、そこで見つけたのは、倒れて意識を失っている学校の先輩・立岡の姿でした。 命に別状はなかった立岡でしたが、意識がもどった時に、彼は未来を予言したのです。その予言にふりまわされる舞やクラスメイトたち。 しかし、その予言には秘密がかくされていたのです。その秘密とは?
たまには絵本を楽しんでみませんか?
加藤 久仁生/絵 平田 研也/文(白泉社)
ひとりのおじいさんが、海の上にあるかわった家に住んでいました。おじいさんが住んでいる町では、海の水がだんだんとあがってきて、家が沈んでしまうのです。そして沈んでしまった家の上に新しく家を建て、また住むということを繰り返していたので、つみきのような家になってしまいました。そうしてまた、海の水があがってきたので、おじいさんは新しい家を造ろうとしますが、うっかり大工道具を海の下の下にある家に落としてしまいました。 おじいさんが大工道具を拾いに、海の下の家にもぐっていきますが、そこでは素敵な思い出がおじいさんを迎えてくれていました。
人気シリーズ いよいよクライマックス!!
リック・リオーダン/著 金原 瑞人・小林 みき/訳(岩崎書店)
ポセイドンと人間の「ハーフ」であるパーシーが、ハーフ訓練所で迎える3度目の夏。ヘルメスの息子であり、世界を滅ぼそうとたくらんでいるルークが、現代のアメリカの地下で広がり続けている、迷宮ラビュリントスの道案内ができる唯一の神、迷宮を作ったダイダロスを探していることがわかります。もし、ルークが迷宮を手に入れたとなると、ハーフ訓練所も全滅させられる危険が・・・! パーシーたちハーフ訓練所を守るため、迷宮へと向いますが、この冒険の結末は? 本国アメリカでは、クリス・コロンバス監督(「ホーム・アローン」「ハリー・ポッターと賢者の石」)で、映画化も決定しています。
ファンタジーをもっと楽しむために
健部 伸明/監修(西東社)
日本をはじめ、世界各地でその存在が伝えられてきた、神々や魔族などの民族たち。現代でも彼らが物語に登場したり、彼らにまつわる伝説が物語のキーパーソンになったりしています。 この本では、伝説として世界で伝えられてきた民族・種族が紹介されています。 ファンタジーが大好きな人はもちろん、ゲームが大好きな人も「伝説」の一族たちの世界を楽しんでみませんか?
たつみや章先生より、みなさんへ
昨年11月、山代中学校で講演をしていただいた、「神さま」三部作や、「イサナ」シリーズで人気の作家・たつみや章さんから、中学生へのおすすめ本が紹介されている冊子を寄贈していただきました。 本選びの参考にしてください。
一人、また一人 仲間がいなくなっていく・・・
綾辻 行人/著(講談社)
大学の推理小説研究会の仲間たちが向かったのは、海に浮かぶ小さな島「角島」。以前は「中村青司」という建築家が住んでいましたが、半年前におこった火事で、建築家を含む住人が死亡し、無人島となっていました。 その島に降りたった研究会のメンバー。火事で残った「十角館」でしばらく過ごそうとしますが、そこには恐るべき連続殺人犯が待ち構えていたのです。 なぜメンバーが狙われるのでしょうか? そして犯人の狙いは? 孤島に残されたメンバーたちの運命は? 綾辻行人の人気シリーズ「館シリーズ」の記念すべき第1作が、YA版初登場です。
人気シリーズの最新刊が登場です!!
あんびるやすこ/著(岩崎書店)
行方不明の風雅の両親の手がかりが、十九世紀の宝飾家、ルネ・ラリックの作品が関係していることがわかり、風雅たちはラリックの作品を買い集めるようになりました。そんなラリックの作品にひかれ、最近お店によく立ち寄るようになった加奈。 加奈は有名な宝石店に勤務しており、社長はラリックの収集家でした。風雅たちは両親の手がかりを求めて、社長のコレクションに宿るつくも神に会いにでかけていきました。そこに現れた美しいキマイラ。彼らはなぜ姿を現したのでしょうか?その目的とは?
「選挙」なんて自分は関係ないって思っていませんか?
池上 彰/著(理論社)
テレビでは大人たちが「解散」だ「総選挙」だと最近よく言っていますが、人ごとだと思っていませんか?何年かすればみなさんにも「選挙権」が与えられて、選挙に行かないといけません。 いざ選挙という前に、みなさんの一票がどうゆうふうに生かされているのか、選挙のしくみを勉強してみませんか。
修道院でおこった連続殺人事件。その意外な犯人とは・・・
メアリ・ホフマン/作 乾 侑美子/訳(小学館)
時は中世。名門貴族の跡取りであるシルヴァーノ。彼は一人の女性に憧れていました。ところが、ある日女性の夫が、何者かに刺されて亡くなってしまい、偶然その場にいあわせたシルヴァーノに殺人の疑いがかけられてしまいました。そこでシルヴァーノの父親は、犯人がみつかるまで、知り合いの修道院に身をかくすことになりました。 ところが、神聖なその修道院で次々と殺人事件がおこってしまいます。犯人は外部の人間なのでしょうか?それとも神に仕える修道士のなかにいるのでしょうか?
中学生活、やりのこしたことはありませんか?
中谷 彰宏/著(PHP研究所)
中学校に入学する前、3年間は、長いと思いましたか?短いと思いましたか? そしていざ入学してみて、中学生活はどうでしたか?今3年生のあなたには、あっという間だったと感じていませんか。 短い学校生活。心残りないように、楽しく過ごしてくださいね。
その他のおすすめ本
北京で獲得した金メダルの原動力にせまります。
松瀬 学/著(集英社)
あの女との出会いが、ぼくの運命をかえた・・・
芦辺 拓/著(理論社)
人気女優のインド紀行
長澤 まさみ/著(幻冬舎)
かわりものと評判のキヌ婆さん。ところが、その家には「ある謎」がひそんでいて・・・
深沢 美潮/著(講談社)
飯倉菜子は高校生。「超」がつくほど有名な推理作家の母親と暮らしています。そんな菜子の親友が近所に住む裕美。裕美の家には「ルカナン」という名の一匹の猫を飼っています。 ところが、このルカナンは逃亡癖があり、今日も夏の暑い陽射しが照りつける中、裕美に頼まれて菜子もいっしょにルカナンを探していました。そんなルカナンが逃げ込んだのが、ある一軒の家。そこは近所でも有名なキヌ婆さんの家。 ところが、ひさしぶりに会ったキヌ婆さんは何か変。観察すればするほど、菜子はひとつの謎にぶつかりました。「もしかして、キヌ婆さんは偽者?」 さて、菜子が出会ったキヌ婆さんは何者なのでしょうか?その裏には、ある計画が着々とすすんでいたのですが、その謎とは?
田中芳樹の人気シリーズがYA版で登場です!!
田中 芳樹/著(講談社)
竜堂家の四兄弟は、普通の人間とは違う、「不思議な力」を持っていました。祖父の亡き後、それを隠し、四人で生活をしていました。しかし、その祖父が残した学院があり、兄弟の叔父が祖父亡き後、学院の乗っ取りを企てはじめました。その裏には、日本の政界を動かす「黒幕」がいたのですが、この黒幕には四兄弟を仲間に引きずりこみたい本当の目的があったのです。その目的とはいったい何なのでしょうか。
クリスマスにはこんな小説はいかがですか?
本当の贈り物って、なんでしょうか・・・
「賢者の贈り物 オー・ヘンリー ショートストーリーセレクション」
オー・ヘンリー/著 千葉 茂樹/訳(理論社)
アメリカ映画の名作が、お話しになって登場です。
ジミー・ホーキンズ/作 片岡 しのぶ/訳(あすなろ書房)
ある日届いた一通の郵便。それは憶えのない人からの同窓会(どうそうかい)の通知でした。
折原 一/著(理論社)
ある日、佐久間百合のもとに届いた一通の同窓会の通知。それは凶暴な教師に支配され、嫌な思い出しか残っていなかった栗橋北中学3年B組の同窓会通知でした。幹事には「長谷川達彦」と記憶のない人物の名前。 しかも、その通知はクラス全員に送られてきたわけではありませんでした。送られてきたメンバーは中学時代にある秘密を抱えていたのです。 いったい「長谷川達彦」とは何者なのでしょうか? この同窓会は百合たちが抱えていた秘密と何か関係があるのでしょうか?
*この本の姉妹編に「タイムカプセル」という本があります。これは栗橋北中学3年A組が主人公になっています。
人気シリーズ最新作
香月 日輪/著(理論社)
妖怪だらけの大江戸。桜満開の季節に、見物に出かけた雀たち一行。そこで蛇男にからまれていた女の子と祖母を助けました。 女の子と祖母は実は空の上の“竜宮”の住人で、雀は助けたお礼にと、足のある天空人魚の案内で空の竜宮に行くことになりました。 さて、空の上の竜宮ではどんな事が待ちうけているのでしょうか?
大江戸妖怪かわら版シリーズ
(1)異界から落ち来る者あり 上
(2)異界から落ち来る者あり 下
(3)封印の娘
ちょっと不思議な「星新一ワールド」にようこそ!
「短編」というジャンルで独特の世界を築いていた作家の星新一。彼が亡くなってから10年以上が過ぎましたが、小学生から大人まで根強いファンがおり、今年はNHKでアニメ化もされ人気となっています。そんな星新一作品が中学生向けに再編集され、出版されました。年齢・性別を問わずに楽しめる作品です。この機会に是非手にとってみてください。
謎の生物「ガンジス・レッド」の正体は?
ディーン・ヴィンセント・カーター/著(あすなろ書房)
アシュリーは科学雑誌の編集者。その彼のもとにマザーと名乗る男性から一通の手紙が届きました。 その手紙には「ガンジス・レッド」という生物を所有しているので、是非見にきて欲しいという内容でした。興味をそそられたアシュリーは、マザーが住んでいう島に向いました。そこでみせられた「ガンジス・レッド」という巨大な蚊。しかし、この蚊と、この島には大変な秘密がかくされていたのです。 巨大な蚊「ガンジス・レッド」とその蚊を所有しているマザーの正体はいったい何者なのでしょうか。
人とまじわるのが苦手なエマ・ジーン 同級生の問題を解決しようとしますが・・・
ローレン・ターシス/著
エマ・ジーンは同級生のことは好きだったが、自分の考えが少し変わっているからと思い、仲良くなろうとはしていませんでした。そんなエマ・ジーンのことをクラスメイトもちょっと変わりものと思っていました。ある日、トイレで同級生のコリーンが泣いている場面に出くわしました。そこで助けを求められたエマ・ジーンは、コリーンの問題を解決してあげようと、ある行動にでます。そのおかげで、コリーンの問題は解決したようにみえました。しかし、その行動が後で大変な事態をひきおこしてしまいます。エマ・ジーンはこの問題を無事に解決できるでしょうか。
その他のおすすめの本
あの「ぼくら」シリーズがかえってきた!
宗田 理/著(ポプラ社)
猫が大好きなあなたに♪
こなみかなた/原作 今泉 忠明/監修(講談社)
「バッテリー」「No.6」シリーズにつづく、あさのあつこ待望の新シリーズがはじまります。
あさのあつこ/著(角川書店)
灰汁色(アクイロ)の霧に覆われた地球。その地球の最下層地区に住む16歳のヤンは大きな夢をもっていました。親友であるゴドとともに、ロケットでいつかこの星から飛び立とうという夢を。伝説のヒーロー、バシミカル・ライのように。 しかし、貨物用宇宙ロケットステーション、俗称「サンパの釜」ができてからは、ヤン達家族に不幸が襲います。サンパの釜で働いていた父親は急死し、妹ナコまでもお城に強引に連れていかれてしまったのです。父親の死の本当の原因は?ナコはなぜお城に連れて行かれたのか?その真相をさぐるためにヤンはステーションで働きはじめました。 そんなころ、海賊に宇宙貨物船が襲われたという報せがステーションに入ります。しかもその船は死んだはずのライが率いる幽霊船だというのですが。
母親が急死した双子の前に現れた「父親」彼はいったい何者なのか!?
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シングルマザーの母親と三人で暮らしていた双子のリッチとジェイド。ニューヨークからイギリスに戻ってきた矢先、母親が交通事故で急死してしまいます。途方にくれる双子の前にあらわれたのは父親だと名乗るみず知らずの男性ジョン・チャンス。二人はチャンスに引き取られますが、何かを隠しているよう。そんな時、チャンスが何者かにさらわれてしまいます。父親を助けるのは私たちしかいない。 果たして二人の父親の正体は? 二人は無事に父親を助けだせるでしょうか?
あの夏の感動をふたたび・・・
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2008年、北京オリンピックで見事金メダルを勝ち取った北島康介選手。北島選手の素晴らしい泳ぎには多くの人が感動しました。 しかし、そんな北島選手にも多くの苦難、故障、アクシデントがあり、それら全てを乗り越えての復活を果たします。 4度にわたる世界記録の樹立。アテネオリンピックでの2つの金メダル。そして、北京オリンピックでの2種目2連覇への挑戦。数々の偉業を成し遂げてきた北島選手は、なぜこんなにも「強い」のか。 その秘密を探りだす前、5歳で水泳と出会ってからの今日までをたどる北島選手の熱き戦いの物語です。
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ジェニファー・L・ホルム/著
1953年の夏、アメリカ・ニュージャージー州に住むペニーは、母親と祖父母の4人でさびしい生活を送っていました。ペニーが幼い頃亡くなった父親の親戚は反対ににぎやかな大家族でしたが、ペニーの母親はなぜかペニーが父親の親戚に会うことを心よく思っていませんでした。 そんな夏のある日、ペニーは父親の親戚の家で大ケガをおいます。それをきっかけに、ぺにーは隠されていた父親の死の真相を知りますが・・・。
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あなたは、「あの人」の姿を感じとることができますか?
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「ちょい大人力検定~子ども以上大人未満の人間関係講座Q&A」
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雄哉がいじめられ始めたきっかけは、友達の章司がいじめられている場面に遭遇し、そのいじめを非難した時。そこから始まったいじめは巧妙で、雄哉と章司は次第に追い詰められていきます。そんな時に救いの手を差し伸べてくれる人物が現れました。彼は委員がいっしょの山田先輩。先輩は二人に『復讐ノート』を書くようにすすめます。 果たして、復讐ノートとはどんなものなのでしょうか?
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高校2年生の信乃(しの)は夏休み、義理のお父さんの「村尾さん」の紹介で、別荘が立ち並ぶ優雅な避暑地で、家庭教師のアルバイトをすることになりました。相手は「超」のつく美少女、芽理沙(めりさ)。手ごわいと聞いていた芽理沙に、信乃は興味を引かれていき、芽理沙も信乃に心をひらいていき、ある秘密をうちあけます。 芽理沙がうちあけたその秘密とは・・・?
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昔むかし、まだ日本がやっと国の形ができあがりつつある頃。一人の男が駿河と呼ばれる国に、国守として赴任してきました。彼の名は菅原伊加富(すがわらいかとみ)。ある日彼は大瀬の岬という場所で、不思議な少女と出会います。少女の名前はタマモ。深い水の底にある、水底の国(みなぞこのくに)からやってきた少女でした。 それから8年後・・・伊加富の都の屋敷は水の屋敷と呼ばれ、そこには可愛らしい姫がおりました。 姫の名前は真玉。水と、父である伊加富が大好きな少女でした。しかし、真玉に不幸が襲います。戦場に向かった父が敵前逃亡し、戦死したとの知らせが。屋敷も火事で失った真玉は侍女の小松とともに石山寺に身を寄せることにしました。 果たして父は本当に死んでしまったのか?真玉は男の扮装で身をかくしながら、真相をさぐりますが・・・
「12歳からのインターネット ウェブとのつきあい方を学ぶ36の質問」
荻上 チキ/著(ミシマ社)
いまや私たちの生活には欠かせないものとなってきたインターネット。家や学校はもちろん、携帯やインターネットカフェが普及し、家の外でも気軽にインターネットが楽しめます。だけど、みなさんはインターネットを使いこなせていますか? 意外と間違った思い込みをしたまま、インターネットを使っている人が多いのではないでしょうか? ただ便利だからとか、何を書き込んでも大丈夫と思って好き勝手に使っていいものではありません。 知っているようで、知らなかったウェブとの付き合い方を勉強して、安心してインターネットを楽しみましょう!
坂東 眞理子/著(PHP研究所)
毎日の生活の中でも、勉強のことだったり、友達との付き合い方だったり、いろいろ悩むことが増えてきていませんか?そんな時、ちょっとしたことを知っているだけで、ちょっとした心の持ち方で、自分の悩みが解決できるかもしれません。 この本で、友だちづきあいのルールなど、すてきな大人になる秘訣を「女性の品格」の著者から学んでみませんか?
おすすめ本番外編 ~家読上級者で、歴史が大好きな人に~
和田 竜/著(小学館)
ときは戦国乱世。織田信長亡き後、豊臣秀吉がその乱世をおさめようとしていました。そして、天下統一の最終段階ともいえる関東の北条氏討伐の戦いに出向いた秀吉軍。そこで彼らはひとつの城を落とそうとしていました。その城の名は武州、忍城(おしじょう)。周囲を湖で囲まれ、浮城と呼ばれていた。そしてこの城の総大将の名は成田長親。領民からでくのぼうの意味で「のぼうさま」と呼ばれているこの男、名だたる武将の中で、ただの役立たずにしかみえなかったが、どんな武将にも負けない「人気」がありました。石田三成率いる秀吉の大軍勢と「のぼう様」率いる忍城の戦いの行方は?
あんびるやすこ/著(岩崎書店)
両親が行方不明となり、途方にくれたとき出あったつくも神と兄弟になる契約をむすび、二人でアンティークショップを始めた風雅とつくも神の紗那の2人。いろいろなつくも神が2人の回りで問題を引き起こします。 今回問題を起こしたのは柿右衛門様式のひとつの壷。実はこの壷には隠された悲しい過去があり、そのためこの壷には黒衣の精霊がやどっており、そのためにこの壷を買った美術館には災難が降りかかっていたのです。果たして2人はこの壷の精霊を静めることができるでしょうか?
花形 みつる/著(ポプラ社)
節子は美術をこよなく愛する中学二年。実力派の先輩たちの後、部長になった節子だが、残されたのは 「超」のつく個性派ぞろいの面々たち。 そんな部員をとりまとめるのも大変なのに、校長には目をつけられ、あわよくば美術部をつぶそうと無理難題を押し付けられ、あわや廃部の危機に。 でも、アートを愛する気持ちは誰にも負けない! 節子と部員たちは美術部を復活させることができるでしょうか?
草野 たき/著(講談社)
双葉は高校進学が決まり、春からは寮生活が始まることになっていました。そしてそれをまったように、両親が離婚することに。 そんな時、父親が言い出したで最後の家族旅行。しょうがなくついていった双葉だったが、その旅行で自分の手に残るやけどのわけを知ることになり・・・
中村 航/著 フジモトマサル/絵(集英社)
上から読んでも下から逆に読んでも同じ音になるように作ってある文句【回文】。読者から募集した回文を題材にしたら、ユーモアあふれる物語ができあがりました。でも、回文を題材にしていても、最後の話しは是非一番後に読んでくださいね。
カレル・チャペック/作 関沢 明子/訳(フェシリモ出版)
郵便屋さんのコルババさん。最近は郵便配達の仕事にうんざりして、やる気がなくなっていました。そんなある日のこと、コルババさんは郵便局のストーブの横でそのまま眠り込んでしまいました。 夜がふけたころ、物音で目覚めているとその音を正体は、郵便局に住む妖精の小人たちだったのです。 そしてこの小人たちは、封筒をあけなくても手紙の中身を読むことができる特技をもっていました。 そんなときに郵便局に届いた宛名のない手紙。 コルババさんは小人たちに中をみてもらい、持ち主に届けようとします。 郵便を無事に届けることができるでしょうか?
k.m.p/著(河出書房出版)
中学校を卒業したら、自分はどうなるのだろう? と考えたことはありませんか? 好きなことはたくさんある。こんな事をやってみたいなって思いもたくさんある。でも、自分がそれをやれるとは思えないし・・・と、自問自答を繰り返している人がいるかもしれません。けれど、周りの人はみんな悩んでいるし、大人だっていろいろ悩んで、今の仕事をしているんです。 これから進路のことを考える前に、少し人生の先輩の意見に耳をかたむけてみませんか?
斉藤 洋/作(日本標準)
中学生の進は、好きな女の子に誕生日プレゼントをすることにしました。その子の誕生日は9月1日、夏休み中にお金をためないといけません。 でも進は夏期講習もあるし、そこで一緒になったクラスメイトの直美のことも気になる毎日。 ところが、ふとしたはずみでおじさんから、お金を借りることができた進。進はそのお金で株を買うことにしました。 でも進は複雑です。株が高くなればプレゼントを変えるけど、自分が本当に好きな人は誰なのか? 果たして、株とプレゼントの行く先は?
2006年2月にイタリアのトリノで開かれた冬季オリンピック。カーリング女子の日本代表「チーム青森」はメダルこそは逃しましたが、その戦いにたくさんの日本人が勇気づけられ、一躍カーリングというスポーツの知名度があがりました。 そんな彼女たちが大舞台にたった裏側には、いろいろな物語があったのです。 そんな「チーム青森」の活躍を取り上げた「チームで挑んだ大舞台」をはじめ、この本には友情をテーマにスポーツの世界で実際にあった話を紹介しています。
中学1年
福田 隆浩/著(講談社)
聴覚障害を持つ中学生の孝司は、自分が所属するテニスクラブで中山と出会います。中山は病気のため頭髪を失っていました。しかしテニスの事となると一歩も引かない二人は、最初から激しくぶつかってしまいます。そんな二人でしたが、ある日コーチからダブルスを組むことを言い渡されます。最初はただ反発するだけでしたが、猛練習を重ねるうちにだんだんと二人の距離は縮んでいきました。 ところが、ある日の事件をきっかけに、中山は全くクラブに顔をださなくなってしまいます。 果たして二人のダブルスの行方は・・・
中学2年
濱野 京子/著(講談社)
親との関係が上手くいかず、いつも反発していた朋花。唯一の理解者だと思っていた優等生の兄が家出し、すべてに対してやる気を失いかけていました。その日も母親と衝突し、自転車で家を飛び出した朋花は、公園で奇妙な縄跳びをしている同級生と出会います。それは「ダブルタッチ」といい二本の縄を使って跳ぶスポーツでした。跳んでいたのは優等生の美咲、不良のレッテルを貼られている玲奈、そしてただのパシリと思われていた玖美。朋花は学校では決して知ることのなかった本当の彼女たちを知り、自分も少しずつダブルタッチの魅力にのめこんでいきます。
中学3年
スポーツ小説を読もう!
佐藤 多佳子/著(講談社)
あさのあつこ/作(教育画劇)
(学研)
(学研)
北上 次郎/編(新潮社)