望月 徹/著 -- ナカニシヤ出版 -- 2024.2 -- 601.176

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態 WEB書棚
本館 伊万里学 /601.17/モ/ 211211669 伊万里   利用可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 地域を価値づけるまちづくり
書名カナ チイキ オ カチズケル マチズクリ
副書名 尾道を蘇らせた移住者・空き家再生・ツーリズムの分析
著者 望月 徹 /著  
著者カナ モチズキ トオル
出版者 ナカニシヤ出版
出版年 2024.2
ページ数 8,263p
大きさ 21cm
一般件名 地域開発-尾道市
NDC分類(10版/9版) 601.176/601.176
内容紹介 どのようなプロセスで地域は価値づけられていくのか。広島県尾道市を事例にとり、「慣行」という概念を手がかりに、移住者、空き家再生、ツーリズムなどの各要因を丁寧に調査・分析することを通して探究する。
著者紹介 大阪市立大学大学院経営学研究科グローバルビジネス専攻博士課程修了。博士(商学)。甲南大学経営学部経営学科特任教授。専門は経済地理学。
ISBN 4-7795-1782-2
ISBN13桁 978-4-7795-1782-2

目次

01 地域を価値づけるということ
  1 認知資本主義:フォーディズムからポストフォーディズムへ
  2 都市・地域における新たな変化のきざし
  3 都市・地域再生の萌芽と地域への価値付与
  4 本書が目指すもの
02 創造都市を巡る議論
  1 はじめに
  2 創造都市考察の特徴:ビルバオとナントを事例として
  3 創造都市の議論における課題
  4 『新しい都市の危機』における課題
  5 第三の波における都市・地域の社会・経済の特性
  6 考察:都市・地域再生の萌芽を考察するための視座
  7 まとめ
03 尾道中心市街地への移住者たち
  1 商業都市から観光都市へ:尾道復活の要因を分析する
  2 中世の「箱庭的都市」、商都尾道の歩み
  3 尾道中心市街地の変容
  4 移住者の集積を支える団体の活動
  5 尾道の移住者集積要因の他地域への波及可能性
  6 まとめ
04 しまなみ海道のサイクルツーリズム振興
  1 自転車とまちづくり
  2 しまなみ海道のサイクルツーリズム振興
  3 しまなみ海道と台湾、「ジャイアント」との関わり
  4 しまなみ海道のサイクルツーリズム振興の担い手たち
  5 しまなみ海道のサイクルツーリズムの広域連携
  6 まとめ
05 尾道地域への価値付与の試み
  1 地域への価値の付与に注目して尾道を考える
  2 地域への価値付与と「生産の世界」論
  3 尾道の生産の世界:造船、観光(ツーリズム)、空き家再生
  4 生産の世界から地域への価値付与へ
  5 まとめ
06 「ツネイシグループ」の尾道のまちづくりへの接近
  1 はじめに
  2 「豊穣化の経済」の分析枠組の地域の価値づけ考察への援用
  3 「ツネイシグループ」の地域との共生のエートス
  4 「ツネイシグループ」のまちづくりへの接近
  5 まちづくりへの接近から尾道における「豊穣化の経済」の形成へ
  6 おわりに
07 認知資本主義における都市・地域への価値付与
  1 はじめに
  2 「生産の世界」論と「豊穣化の経済」の分析枠組
  3 「豊穣化の経済」の分析枠組による「地域への価値付与」
  4 都市・地域への価値付与の考察のために
  5 おわりに
08 体験型教育旅行における学びと地域との関わり
  1 はじめに
  2 体験型教育旅行の研究をふまえた本章の視座
  3 「海生都市圏構想」と「広島湾ベイエリア協議会」
  4 体験型教育旅行の基盤形成
  5 体験型教育旅行の拡大・成熟
  6 体験型教育旅行の基本構造・成長要因・地域との関わり
  7 おわりに
09 着地型観光における地域主体性を問い直す
  1 はじめに
  2 着地型観光をめぐる議論における地域主体性
  3 和束町・鳥羽市・尾道市:三つの事例研究
  4 和束、鳥羽、尾道の三つの地域に共通する特徴
  5 おわりに
10 地域への価値付与の考察
  1 地域への価値付与研究の意義
  2 コモンの両義性がもたらすコンフリクトの乗り越え
  3 本書の学術的な貢献と今後の研究の方向性